網走から宮城へ、岐阜へ、オランダへ

昨年の栃木国体は、コンディションの良い渡良瀬湖で高校生から社会人まで熱戦がくりひろげられました。

このなかで社会人選手として北海道選手団をひっぱっていたのが、北海道女子クォドルプル代表、小笠原沙織さん（網走南ヶ丘高校卒業）。２０１１年Ｕ２３女子クォドルプル日本代表としてオランダ・アムステルダムで活躍された選手でもあります。

高校入学と同時に網走湖でボートをはじめ、メキメキと実力を伸ばしました。

柔らかくてリズムがよく、ボートがものすごく加速する選手でした。

高校時代は目立たなかったものの、宮城・仙台大学に進学してから飛躍し、Ｕ２３女子クオドルプル代表の座を射止めました。

 

 

大学卒業後も岐阜・大垣共立銀行でボートを続けました。現在は札幌で社会人として仕事をされながら、茨戸川の水面を高校時代とかわらない軽快なリズムでボートをすべらせています。

網走湖の思い出とメッセージをいただきました。

 

「私が高校時代に漕いでいた網走湖は、穏やかなときは水面が鏡面のようになって片道で何キロメートルでも漕げるような、素晴らしい環境です。
コンディションがいい日はどこまで行くのかわからなかったので、モーターボートで横にぴったりついている顧問の先生を、ときどきチラリと横目で見ながら、「ターンするぞ」の声が掛かるのを待っていたのを懐かしく思います。
今年のインターハイのボート競技が網走湖で開催されるのは、私自身とても楽しみです。
出場される高校生にとって、思い出に残る大会となるよう、大会の成功をお祈り申し上げます。（小笠原沙織）」

 

最後に小笠原さんとっておきのベストコンディションの網走湖の写真をご覧ください。