子どもたちに素敵なサンタが来ますように

この時期、施設はクリスマスムード一色

入り口から中庭まで、色とりどりのイルミネーションが飾られていて、まるで小さな光の世界に迷い込んだようです。

施設に到着すると、子どもたちが「見て見て！うちの電飾、すごいよ！」とご案内させていただきました。
中庭にはキラキラ輝く大きなツリーがあり、ライトアップされたサンタクロースや雪だるまの飾り「この飾り、最後まで頑張って飾ったんだよ！」と自慢して言ってくれる子もいて、みんなで組み立てたクリスマスの景色なんだなと感じました。

子どもたちにとってクリスマスは特別なイベント。
でも、家族と一緒に過ごせることができない子どもたちにとって、この施設が大切な「ホーム」です。
普段は家族と囲むであろうクリスマスの時間を、ここでは職員さんや仲間たちと一緒に過ごします。

「今日、イルミネーション全部ついてんだって！」 「私、こっそりプレゼントが来るか探しちゃった！」 と、子どもたちは期待に胸を膨らませながら教えてくれます。
走り回ったりイルミネーションの光に包まれて写真を撮ったりしている姿は、本当に楽しかった。

施設の中にも、クリスマスらしい雰囲気があふれています。
壁には子どもたちが作ったカラフルなリースやオーナメントが飾られ、プレゼントボックスの形をした飾りも。
この雰囲気の中で、子どもたちは安心してこの特別な日を迎える準備をしていました。

 

「ここが家族みたいな場所だから、クリスマスも楽しいよ！」と笑う子もいて、胸がじんと。
家族がいないという現実は変わりませんが、ただ施設の中で過ごすクリスマスが少しでも心温まる時間になるよう、支え合いながら明るく過ごしている子どもたち。

そんな姿に、私自身も励まされました。

きれいなイルミネーションと子どもたちの笑顔があふれる夜。
クリスマスの魔法が、ここにいるみんなの心に届きますように。
暖かい光に包まれた施設は、子どもたちにとって大切な「家」