このクラウドファンディングは達成しませんでした。支援予約はすべてキャンセルとなります。銀行振込みにより支援を行った方には、当社より返金が行われます。
こどもたちが自由にお話を作る「ぶんぶんの時間」を開催したい
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支援総額

249,000

目標金額 1,200,000円

支援者
20人
募集終了日
2015年9月18日

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2015年08月31日 15:50

♥こどもたちのおはなし 08♥ この女の子を幸せにするおはなし

 

 

 

おはなしで、誰かを幸せにできるとしたら!

そんな試みもやっています。

 

この写真の女の子が、幸せになるおはなしを、こどもたちにお願いしました。

 

応援メッセージを寄せてくれた

大友沙羅さんが、書いてくれたおはなしをご紹介します。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                             

                         大友沙羅(12才)

 

 

あたたかい息づかいが耳もとで聞こえ、

少女は目をあけた。


丸めていたからだをのばし、固い地面に手をつく。


「わっ」


地面だと思ったのは、犬の体だった。


固いはずはなく、ふにゃりとへこむ。
少女はあわてて、手をはなした。


息の正体は、この犬だったのだ。

「ハッハッハッ」


せわしなく舌を動かす犬はまだ小さく、

どちらかといえば、ボールに似ていた。


「お前、お母さんは?」


たずねた直後、

今度は、女性の声が聞こえた。
「おーい、どこいったの!」

 

近づいてくるその声に、

少女は身を固くして、

子犬をかかえこんだ。


「おーい」


いきなり、

くずれかけの壁から顔をのぞかせたその人は、

子犬を見ると、ほほをゆるめた。

「ムク」


子犬も、女性に向かって、しっぽをふっている。


少女は、子犬と女性を交互に見た。
驚いたのと、

二人…一人と一匹…の顔が、

あまりにも似ていたからだ。

 

「だめじゃない、勝手にどっかいっちゃ」
そう言って歩みよってくる女性を、

少女はじっと見つめた。


その、いなすような優しげな声に、覚えがあった。


「お母さんと一緒にいなきゃ」


「お母さんなの?」


思わず叫んでしまってから、

少女は赤面した。


お母さんなわけはない。


もう、お母さんはいないのだ。

 

                      つづく
 

 

 

リターン

3,000


●サンクスカード 
*[ぶんぶんの時間]のポストカードに、作家のおおたにみねこさんが御礼の言葉を書いて、お届けします。

申込数
13
在庫数
17

10,000


【NEWアイテム!9月9日追加!】

●サンクスカード 

●ぶんぶんセレクション5つのおはなし
5つのおはなしを収録した絵本

●こどもの書いたおはなしポストカード
*ワークショップ1回目と4回目終了後に、届きます。(合計2回) 

申込数
6
在庫数
34

3,000


●サンクスカード 
*[ぶんぶんの時間]のポストカードに、作家のおおたにみねこさんが御礼の言葉を書いて、お届けします。

申込数
13
在庫数
17

10,000


【NEWアイテム!9月9日追加!】

●サンクスカード 

●ぶんぶんセレクション5つのおはなし
5つのおはなしを収録した絵本

●こどもの書いたおはなしポストカード
*ワークショップ1回目と4回目終了後に、届きます。(合計2回) 

申込数
6
在庫数
34
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