[パタネモストーリー]パタネモのカカオが職人から支持されるワケ

ページをご覧いただき、またご支援、ご賛同いただきありがとうございます！カカオシェアーズは、美味しいカカオをより多くの日本の方達に食べていただきつつ、ベネズエラのカカオ農家の生活を支援したいと奔走中です。

 

先日お話しを伺った「浪漫須貯古齢糖」のショコラティエである須藤銀雅さんは、パタネモのカカオには、付加価値があるといいます。

 

「Bean-to-Barを作る上で、仕入れた豆を選別（ソーティング）することをしなくてはいけないのですが、一般的に麻袋で仕入れたカカオ豆は、小さい豆や発酵不十分なものが入っていたりと、ロス（無駄）が非常に多いんです。」と須藤さん。

 

 

Bean-to-Barとは、カカオ豆（Bean）から、板チョコ（Bar）ができるまでの全工程を、自社の工房で一貫管理し製造するというチョコレートの製造スタイルを指します。調合や成形はもとより、カカオ豆の選別から、焙煎、摩砕まで行うのが特徴です。

 

須藤さんは、パタネモのカカオを仕入れている中で、非常に感動していることがあるそうなのです。

 

「パタネモのカカオは、発酵もしっかりできているものが多く、さらに粒の大きさも大きいものが多い。現地でやってくださっているカカオ豆の選別力が高いからだと思います。非常に目立たないことではあるのですが、とても大切なことです。」と話してくれました。

 

Bean-To-Barメーカーの職人さんたちにとって、この「選別」作業はものすごく大変なのだそうです。しっかりと選別された豆というだけで、パタネモのカカオには、十分付加価値があるというのです。

 

パタネモでは、アンジェリカさんがリーダーシップを発揮して、各農家の選別の仕方を指導しています。また発酵についても、経験の長い農民が率先して指導に当たっているそうですが、まだ村としての「スタンダード化」ができていないと嘆いています。

 

今回、カカオ専門の大学教授によるプログラムでの学びを通じて、村としての標準化を進めたい。そんな思いがあるそうです。

 

 

ショコラティエの生産効率が上がれば、それだけ美味しいチョコレートがたくさん作れる。私たちも美味しいチョコレートを手にすることができる。

 

パタネモでは、日々良いカカオ豆を生産するため、農民の皆さんが努力を続けています。しかし、より良いカカオをたくさん生産するには、もっと知識が必要です。パタネモで開催予定のベネズエラ中央大学によるカカオ研修は、そのさらなる知識を得るすための大切なチャンスになる予定です。

 

今回追加リターンとして、ショコラティエの方向けに天然栽培の生カカオ豆のリターンもご用意しました。

 

どうかその思いを汲み取り、皆様からの温かいご支援をいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。