プロジェクト進捗のご報告

ぺージをご覧いただき、ありがとうございます。UAPACAAパートナーズの岡安です。

6月に、多くの皆さまからのご支援をいただき、成立に漕ぎつけましたプロジェクト、カメルーン・ロベケ国立公園のランドクルーザー購入ですが、7月にヤウンデに戻りましてから、車種の選定、WWFカメルーンとの免税措置の打ち合せと進みました。

8月に入りましてからは、TOYOTAジブラルタルから届いた見積を元に、購入の準備に取り掛かりました。最近は、パナマ文書による告発もあり、マネーロンダリングを防ぐため、国際送金手続きが厳格化されています。日本のTOYOTAによる審査があると聞き、少々、心配いたしましたが、無事にクリア。8月26日に、皆さまからご支援いただいたランクル購入費用が、先方に着金したことが確認されました。

これでランドクルーザーは、9月初旬にジブラルタルを出航の見込みとなりました。途中、船が遅れても、11月までには、カメルーンのドゥアラ港に到着するのではと、期待しております。引き続き、メルマガ等でも、進捗をご報告できればと考えております。

さてもう一つ、直筆サンクスレターの件で、送付が遅れておりますお詫びのご報告をさせていただく失礼をお許しください。

ロベケ国立公園の関係者、レンジャーや地域住民の皆さんから、ご支援への感謝を込めてサンクスカードをお送りすべく、7月から準備を進めておりましたが、発展途上国ならではの難関が待ち構えておりました。

何より、直筆メッセージが書きやすい、ハガキ大の用紙を首都ヤウンデで入手しようとしたところ、数年前は扱っていた店になくなっておりましたのが、想定外でした。街中、探し回っても入手できず、日本から渡航する同僚に、郵便ハガキを持参してもらったため、思わぬ時間がかかってしまいました。

あいにく、7月終わりから8月は、9月からの新学期を控え、こちらの文房具店は大忙し、ハガキと同じ程度の厚さの紙を注文し、4つに切って使うという案も、いつその紙自体が入荷するかわからないと言われ、断念せざるを得ませんでした。

思わぬところで、20年前に暮らしていたアフリカとは違う、急速な近代化の実態を知るところとなりました。本当に、楽しみにお待ちいただいておりましたのに、当初の見込みが甘く、お約束の期日にお届けできない次第となりましたこと、まことに申し訳ございません。

200枚のハガキ自体は8月中旬に、フィールドワークに向かったまた別の同僚に託し、1,000kmのジャングルの道をたどり、ロベケ国立公園の管理事務所がある東部州、マンベレに届けられました。現地からは、日本の皆さまにはどんなメッセージが喜ばれるだろうと、一生懸命、考えてくれている相談のメールが届きました。

あとは無事に、ヤウンデまで持ち帰ってもらうところが、残るばかりとなっておりました。ところがあいにく、ロベケに郵便システムがございませんため、現在、現地入りしているWWFカメルーンのマネージャーが、9月中旬にヤウンデに戻る時に、私のところへ届けてもらうのが最短ということが判明いたしました。

現地でもいろいろな事態が発生しますため、マネージャーの滞在予定が2週間ほど延び、その他のスタッフの往来の予定がなかったことが、響いてしまいました。

以上のような、日本とはまったく違う郵便事情で、お待たせしてしまいますが、ジャングルからのメッセージ、9月末までにはお届けできるよう頑張っております。今ひと時のご辛抱をいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。