アジアゾウ保護のキャンペーン #森の国ブータンのご紹介

いつもページをご覧いただき、ありがとうございます。UAPACAA国際保全パートナーズの岡安です。葉山町も梅雨入りし、急に雨が激しくなってきて、警戒中です。皆さまがお住いの地域は、いかがでしょうか。くれぐれもお気をつけてお過ごしください。

さて、UAPACAA国際保全パートナーズで協働している海外フィールドの一つ、ブータン南部のTraMCA（国境を越えたマナス保護地域）保全プロジェクトで、アジアゾウの保護を充実させる活動支援の要請がありました。この長引くコロナ禍の中、保護区ではレンジャーや地元アシスタントの頑張りで、保護活動が継続されています。

そこで9月末を目途に、UAPACAAパートナーズでは、このブータンプロジェクトを知っていただくキャンペーンを展開していきます。

アジアゾウは、今や１３カ国に５万頭を残すのみと推定され、絶滅危惧種の筆頭の野生動物の一つです。２０１７年に行われたセンサスでは、ブータン南部の国境沿いに生息しているゾウは約６７８頭と推定され、またインド側のTraMCAのゾウは１５４９頭（２０１１年）という推定が出ています。

非常に広範囲を動き回るゾウの正確な数を把握するのは難しく、特にブータン南部はアッサム州の政情不安で長い保護活動のブランクがあったこともあり、この決して多くはないゾウたちを守っていくために、これからやるべきことは山積していると言えるでしょう。その優先事項の一つが、このゾウたちを守るために密猟防止パトロールを効率化する、SMART（Spatial Monitoring and Reporting Tool）システムの導入です。特設ページでも簡単にご紹介していますが、GISを活用してフィールドで直接、動物の痕跡や密猟者のデータを入力できるシステムのための機材と、レンジャーや地元アシスタントのトレーニング費用などに、毎年約17,000～20,000ドルが３年間、必要になります。

この資金を、日本から支援できるように、UAPACAA国際保全パートナーズ・サポーターの裾野を広げるTwitterキャンペーンなども展開しています。

ぜひ一度、特設ページをご覧になってみてくださいませ！

よろしくお願いいたします。