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- 2022年5月31日
ウクライナ戦争がもたらす世界の食糧危機 vol.3

モザンビークの子どもたち(イメージ画像) ©Josh Estey/CARE
ウクライナ戦争がもたらす世界の食糧危機 vol.3
ロシアとウクライナの紛争による影響で起こる、世界的な食糧危機について、シリーズでご報告しております。
本日はこの戦争が及ぼす影響を、時期ごとに見ていきます。
|即時に表れる影響
紛争が3か月目に入ると、世界の農業食品とエネルギーの供給に重大な悪影響を及ぼしました。
これは主に、ウクライナが輸出の活動拠点としている黒海の中、周辺、および沿岸が、ロシアとの間の緊張と衝突により通行できなくなったためです。
この黒海の緊張は、継続的な制裁のためにロシアが国際市場へ輸出できなくなったことによって高まっています。
この突然の供給不足のために、多くの国はすぐに戦略的作物と食料品の輸出を制限しました。
これらの国々には、東、中央、南アフリカと輸出国同士の輸送ハブおよび橋として重要な役割を果たすトルコとエジプトが含まれます。
この輸出制限に伴う混乱によって、最も影響を受けた国は以下のようになります。

最新の世界農業需給予測(WASDE)レポートでは、アメリカ合衆国農務省(USDA)は予測される世界の小麦貿易を300万トン引き下げました。
購買力の低い国々は、小麦やその他の重要な食料安全保障商品を、ロシアやウクライナから多く輸入していたことから影響が懸念されます。
また、国連世界食糧計画(WFP)は、世界規模の事業のコストが月に2,900万米ドル増加すると見込まれており、これにより、既に4,200万米ドル増加しているところから、さらなる増加になると警告しています(2019年以降)。
ソマリアなどの特定の国では、食糧援助がウクライナの対応に向け直されたため、WFPの資源が即時に不足しました。
その結果、WFPは幼児、妊娠中、授乳中の女性の栄養失調を防ぐことを目的とした包括的栄養補給プログラムを一時停止し、代わりに治療プログラムへのわずかな供給へと切り替えました。
貧困を抱える何千人もの人々は、食料、水、牧草地を求めて家を出て、栄養失調や貧困を克服するために必死の対策を講じています。
|中長期的に表れる影響
ウクライナでは、小麦の収穫期は7月、播種は10月と11月ですが、ヒマワリの種は通常4月と5月に播種され、9月と10月に収穫されます。
しかし、農民が自分たちの土地に安全に向かうことができないため、ウクライナでの収穫と播種活動は限られ、夏の終わりまでに、ひまわり油、小麦の供給不足とさらなる価格高騰につながると予想されます。
それは同時に、小麦粉、およびパンの供給が不足し、入手が困難になることを意味します。
市場の需要と供給のバランスを安定させるには数シーズンかかり、該当商品の輸入に大きく依存し続ける国々の価格を安定させるには、さらに数シーズンかかる可能性があります。
ヨーロッパの輸出国と東アフリカ、中央アフリカ、南部アフリカの輸入国との間の輸送の架け橋であるエジプトなどの国を含め、多くの国は、国の戦略的備蓄を維持するために特定の作物の部分的または完全な輸出を制限しました。
肥料に関しては、東アフリカ、中央アフリカ、南部アフリカの各地域が総必要量の50%以上を輸入しています。輸入品は主にロシアから供給されており、特に窒素とリン酸塩が輸入されています。
このような危機的状況の中、CAREがどのような対応を行っていくのかを、次回ご紹介いたします。
▼前回までの記事はこちら
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