今、女性や子どもたちが必要としている支援「支援物資」

「今、女性や子どもたちが必要としている４つの支援」の2つ目は、避難先での生活を支える「支援物資」です。

戦争の長期化によって、避難先の国からの公的な難民支援が打ち切られるという状況も出てきている中、避難民の生活を支える支援物資には大きなニーズがあります。

3月にウクライナ南部の都市、クルィヴィーイ・リーフ（Kryvyi Rih）で、子供用の衛生キット42個と障害者用の衛生キット61個が配布した際に、この支援を受け取った人々からの声をお届けします。

◆Olgaさん

彼女には、7歳と7ヶ月の2人の子供がいます。末っ子のポリーナは妊娠34週目に生まれ、水頭症症候群を患っています。夫は職を失い、オルガは育休中です。

「私の月給は8,600UAH（約33,000円）です。衛生用品はとても高価なので、このような援助はとても助かります」

◆Svetlanaさん（画像:右）

彼女は夫と、14歳と11歳の2人の息子と暮らしています。長男は幼少期にがんを患い、次男は自閉症抱えています。がんを患う母親の面倒を見ていますが、数カ月前、自分もがんであることが判明しました。

「この支援は、私たちにとって非常に重要です。私たちの家庭環境は困難です。夫は働いていますが、戦争のため、最低賃金です。わずかなお金で4人の家族を維持するのは難しいのです」

◆Lioubovさん

彼女は母親と叔母と共に暮らしていますが、母親は目が不自由で、ベッドから動くことができません。彼女自身も健康上の問題を抱えていますが、家族を支えようと努力しています。

「この支援は、私たちにとって大きな助けになります。私の年金はとても少なく、3000UAH（約12,000円）以下です。これだけあれば、2～3ヶ月はなんとかなるでしょう」

戦争が続く中、生計を立てていくのは容易なことではありません。病気や障がいを抱える家族がいれば、なおさらです。このような支援を必要としている人々への物資提供を続けていくためにも、ぜひ皆さまのお力を貸してください。何卒よろしくお願いいたします。