メンバー紹介/坂村大介

こんにちは、坂村大介です。

今回このプロジェクトの大半が東大生であり、建築に精通する学生ですが、僕はそうではありません。僕は普段会社員をしながら、”ボノボノス”というCafe&Co-studying Spaceを運営しています。そして、今年から京都造形芸術大学の通信教育過程で建築を学んでいます。

なぜ今回僕がこのプロジェクトに参加したいと思ったのか、少しお話しできればなと思います。

 

僕は神田外語大学スペイン語専攻を2年前に卒業し、学生時代はメキシコに１年間留学したり、中南米を縦断し、バックパッカーで世界各国を旅してました。

 

 

とりわけ、中南米諸国には友人も多く、日本とはかけ離れたラテンの気質、文化に魅了され、中南米の国々が大好きになりました。しかし一方で、中南米諸国の負の側面も多く感じました。麻薬や治安の悪さ、政治の腐敗などは、現地に行けば嫌でも目に付きます。当時は何もできないもどかしさみたいなものを感じていました。

 

 

それらの問題に対してアプローチをして問題解決をすることははっきりいって難しいと思っています。ましてや、メキシコの先住民族やアマゾンの開発など、そこに住む人たちが望まない民間企業による開発の悪い事例なども現地で目にしてきました。そこで思ったことは、やはりそこに住む人たちの本質的な幸福・生活を考える必要があるということです。

 

 

僕はこのチャマンガ でのプロジェクトの話をきいたとき、地元の人の考えや思いを反映するものであると思うことができました。同時に、チャマンガに暮らす人の生活の質の向上に寄与する可能性があるとも思っています。そして、チャマンガ の人の主体性を大切にしているということに僕はすごい共感できました。そして、幸運なことに、外部の学生にもプロジェクトに参加してほしいということで、今回、僕は参加を決意しました。僕はプロジェクトメンバーの皆のように設計したり、大工さんのように器用にものを作れたりはできません。ただ、必死に手を動かしながら、そこに暮らす人の意見を汲み取るなど、コミュニケーションのパイプ役になれればいいなと思っています。

 

 

チャマンガという村をより良くしていくための拠点となりうる、地域工房を全力で作ってきます！

 

坂村大介