【基礎石作り】

新しいほこらの土台となる基礎石造りを開始しました！

以前のほこらにはなかったのですが、

もし、土砂崩れが起きた場合、岩の直撃を受けないための措置です。

これも当初には考えてなかったことですが、100年先にも残したいから～出来るだけ考え得る危険は回避したい。

「なかなか骨が折れることだけど、あなたたちが出てきて石運びとか手伝うっていうのなら協力するよ！」

そんな風に言ってくださった造園家の方のもと、実行委員会有志でお手伝いです。

いや、しかし～

この作業は今までの何よりもキツかった…。

周辺の崩れた石垣の山から、サイズや形に出来るだけ合いそうな石を掘り起こす。

選んだ石をほこらの近くまで運搬する。

重さ40～60キロはありそうで、それをどうやって運ぶか？知恵と肉体の勝負です！

全身悲鳴をあげながら運んだ石を、職人さんが手作業で削って形を整え組んでくれます。

血洗の滝に響き渡る

「カーン！カーン！」という石を叩く音。

その所作は見ていても清々しいし、場の空気も振動し五感に触れるというか、実に気持ちがシャンとします。

削っては組み、また調整して削っては組みの繰り返し…。

次第にそれぞれの石が馴染んで一体になっていきます。

人の手で刻んだ石って、どんどん温もりのある表情を持ち始めて不思議だな～。

２日間でここまで出来ました。

もう少し作業は続きます。

２日目の作業に地元の高校生が手伝いに来てくれました。

みんな１日目の石運びでヘロヘロだったので、余計に救世主に見えました(笑)

2段目に積んである石は彼らの汗と悲鳴の結晶です！

こんな風に、新しいほこらの再建に色々な方が加わってくれることが本当にうれしいです～。

こういう輪がどんどん広がることがこの場を後世につないでいくことになると信じています。