「路上死ゼロ」に向けて、ロードキル地図を作成中です

ちよだニャンとなる会では、外で生きる猫たちの実態を把握するため、千代田区清掃事務所から情報提供を受けて、２０００年からの猫の路上死体数を調べています。

千代田区はマンション等の集合住宅で暮らす人が９割で、猫を放し飼いにする家庭が極めて少ないため、路上死体数はそのまま地域猫・飼い主のいない猫の頭数の増減を表すデータともなります。

 

清掃事務所によれば、猫の路上死体数は、

 

・２０００年に３１８体

・２０１８年には３７体　およそ１０分の１に削減されました

 

そして、危険な場所にいる猫、高齢・病気・負傷の猫を順次、保護しているため、路上死は少しずつ減っています。

こちらは千代田区の地図。

皇居をぐるりと取り囲むドーナッツ型の区です。こちらの地図に、２０１９年、２０２０年、２０２１年と色分けして、清掃事務所が猫の路上死体を取り扱った住所を記入してみました。

 

もともとは下町情緒のある街並みだった地域が再開発で変貌し、猫たちが居場所を失って、命を落としていることが見えてきます。永田町、霞が関、丸の内のような、「こんなところに猫がいるの？」というオフィス街にも猫はいますが、建物の敷地が大きく、車道に出ることが比較的、少ないため、車に轢かれることが少ないのでしょう。

 

千代田区では２１年前から行政とボランティアが協働でＴＮＲを徹底し、保護・譲渡を進め、２０１１年に「猫の殺処分ゼロ」を達成しました。しかし、殺処分される猫の１０倍の頭数の猫が路上で命を落としているのが現状です。

 

クラウドファンディングも今日で10日目。

皆さんからの温かいメッセージに力をいただいている日々です。

日々の活動と並行しながら、クラウドファンディングも頑張ります。

よろしければ投稿をシェアしていただければ嬉しいです。

引き続き、どうぞよろしくお願いします。

 

ちよだニャンとなる会　香取、古川