感染者ゼロ！？知っておくべきタイの今

私たちはタイへの支援を行っていますが、では現在、世界規模でコロナウイルスが拡大している中、タイの状況はどうなっているのでしょうか。

 

 

 

タイではなんと７月半ばまで７週間感染者が出ておりません。なぜタイはここまで感染者を抑えることができたのでしょうか。

 

日本とタイの１つの違いは、国による徹底した規制です。

非常事態宣言を発令後、全ての経済活動を政府がコントロールしました。人が集まりやすい学校や商業施設、遊興施設などの閉鎖を命じています。また、屋外でも人が密集しないよう、夜間外出禁止令や酒類の販売も禁止し、交通検問も厳格化しました。外国からの航空機の到着規制や国境の警備も厳しく制限し、徹底的に感染拡大予防を行なっています。

 

しかし、感染者は減少したが、国内の経済悪化が著しく、問題視されてます。

特にバンコクでは、観光関連業が都のGDPの４０％を占めるほどで、観光産業はタイ経済の大きな推進力となっています。

 

 

このようにコロナウイルスの拡大を抑えることに成功したタイであっても、国の主な産業である観光業が打撃を受けた影響で、国内の経済状況が悪化しています。

 

しかし、あくまでこれらはタイの中心地の状況であって、私たちが支援を行うタイ北部地域では元の医療状況も十分に整っていません。

コロナウイルスの影響で普段よりも医療体制や生活必需品、食料品などの入手が困難になっています。

 

さらなる感染や二次被害を防ぐためにも、私たちが支援することの重要性が高まります。どうか皆様のお力をお貸しください。