児童労働のないガーナ産カカオを使ったチョコレートを広めたい!
児童労働のないガーナ産カカオを使ったチョコレートを広めたい!

支援総額

5,463,000

目標金額 5,000,000円

支援者
281人
募集終了日
2016年11月16日

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2016年11月14日 18:46

ACE誕生秘話③ キャンペーンの成功から、NPO法人へ

こんにちは、代表の岩附です。
みなさんからのご支援の結果、目標額達成を達成することができ、チャレンジャー

の白木、近藤、山下だけでなく、ACEスタッフ全員、とてもありがたく喜んでおり

ます。ありがとうございます!

 

そんな喜びに沸くACE事務所ですが、2004年までは有給職員は0人。事務所もなく、
全員ボランティアで運営していました。ACEの誕生秘話第3弾は、1998年に初めての
活動として行った「児童労働に反対するグローバルマーチ」後、2005年にNPO法人
になるまでをお伝えします。

 

英国留学から戻り、東京で就職が決まった白木(現事務局長)・小林(現副代表)と
「もう一度、ちゃんとACEの活動をやろう」と、本格的に再稼働したのが2001年の
はじめでした。「出来ることから」と考えた活動はメルマガの発行。いまも発行して

いるメールマガジンです。事務所もない、有給スタッフもいない、そんな自分たち

でも出来ることとして、「児童労働の問題を伝える」ことなら出来る、と動きはじ

めた矢先に、1本の電話が私のところにかかってきました。

 

その電話の主は、冨田とうこさん。彼女は当時、インドで、ネットワーク組織と
なって活動を続けていた「児童労働に反対するグローバルマーチ」のスタッフと
して活動していました。

ちょうど2002年に日韓ワールドカップが開かれる前の年で、彼女からの電話の内容

は「児童労働に反対するグローバルマーチで、サッカーワールドカップにからめて

サッカーボール産業の児童労働についてのキャンペーンを行う。その開始記者会見

を、主催国日本でやりたいので協力してほしい」というものでした。

突然の電話以上に驚いたのは「2週間後にカイラシュさんがサッカーボールを縫って

いた子どもと一緒に日本に行くので記者会見を設定してほしい」という依頼。

 

当時私たちは3人ともフルタイムの仕事をしていたので、あまりにも急な依頼に

「え~っ!」という感じだったのですが、押しが強い彼女の依頼を私が断り切れず、

やることに。記者会見なんてやったこともないのに、とにかく形をつくらなくては、

と、そこから2週間奮闘することになります。そんなときに、国際労働機関(ILO)

の日本事務所に恐る恐る電話をかけ、記者会見への出席を依頼すると、協力を快諾

してくれたのが、堀内光子(文京学院大学、元ILO駐日事務所代表)さんでした。

 

そうして行われた記者会見。
サッカーボールを縫う児童労働をしていたソニアさんは、病気のお母さんとその看病

で忙しいお父さんを支えるため、5歳からボール縫いをはじめ、目が見えなくなって

からも、ボール縫いを続けていました。そんな彼女が目の前で「サッカーボールは

大人が正当な賃金をもらって作ったものを使ってください。子どもたちは教育を

受けるべきです。そのためにどうか協力してください」と語ってくれました。

 

記者会見でボールを持つソニアさんとカイラシュさん

 

この記者会見をきっかけに、サッカーボールという身近なものが、過酷な児童労働に
よって作られていることは、当時ワールドカップの裏ストーリーを探していたメディ

アにとってはちょうどよい題材だったようで、その記者会見後、いろいろな問い

合わせを受けるようになりました。

 

こうして、2001年から2002年にかけて、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンと、
日韓アジア基金との共催「ワールドカップキャンペーン~世界から児童労働をキック

アウト!」を展開することになります。

 

この時のキャンペーンで大きな反響があり、「これはボランティアで続けるには限界

がある」と感じて、NPO法人化、職員を置くような団体にやがてしていくことを決意

していくわけですが、このキャンペーンの経験が、ACEのキャンペーンの原体験と

いってもいいでしょう。

 

サッカーボールを使う人に伝えたい、ならばその人たちが参加しやすい形で伝えよう

と、チャリティフットサル大会を企画(フットサル経験0にも関わらず、です)し、

その大会の中で「児童労働クイズ」をチーム対抗でやったりして、児童労働を伝え

ました。
協賛をいただき、賞品を出して、参加費の収益はACEの初めての国際協力プロジェ

クト支援として、インドのカイラシュ・サティヤルティさんが立ち上げたNGO、

BBAの「子どもにやさしい村」プロジェクトをサッカーボール生産地域で行うことに

なりました。
このチャリティフットサル大会はNHKの夕方のニュースで取り上げられ、その他の

セミナーやワールドカップマーチなどは、新聞にも取り上げられました。

 

サッカーボール縫いがどのようなものなのかを実感する「サッカーボール縫いキッ

ト」は、ACE設立メンバーの秦絵理子さん(当時はシャプラニールの職員でした)

が、シャプラニールとして協力して開催してくれた学習会で、弟さんのサッカー

ボールを解体して作ってくれたものが、その原型です。

ACEは当初から、どのように伝えるか、という開発教育にはとても熱心なメンバー

が多く、自分たちでワークショップを開発したりもしていました。

 

いろいろな依頼が増え、平日の会議や、講演、問い合わせなども増え、フルタイム

の仕事を全員が抱えながらその対応をするのがなかなか難しかった経験をしたキャン

ペーンを経て、「任意団体ではなくNPO法人にしよう」と主要メンバーで合宿し、

定款の文章を考え、NPO法人化の申請を行いました。

 

2004年にはフリー・ザ・チルドレン・ジャパン、国際子ども権利センターを誘っ

て、3団体でひとつの部屋を借りました。その事務所は知る人ぞ知る御徒町の

「丸幸ビル」で、最盛期には15団体もが事務所を持ち、お祭りまで開催するほど

でした。

 

2005年には、白木が仕事をやめて、ACEの初の職員となりました。これが実現した

のも「どうしても人を雇いたい」と相談した方からの大口寄付をいただいたから。

あの時のあの寄付がなかったら、今のACEはなかった、といっても過言ではないほど

の、一歩を踏み出すのにどうしても必要な寄付でした。

 

こうして、2005年8月に登記し、NPO法人ACEが誕生。
全員ボランティアの任意団体だったACEが、事務所があって、職員がいる、そんな

NPO法人へと変わっていったのです。

 

ACEのスト―リーはまだ続きますが、誕生秘話はこれで一旦終わります。
ひとつひとつの出来事が数珠玉のように連なり生まれたACEとその活動。
もしそこに成功要因があったとしたら、それは「とにかくやってみる」ということ

です。

今回の児童労働のないカカオを使ったチョコレートを作るプロジェクトも、そんな

ACEのスピリットから生まれ、実際の変化を起こしている途上にあるものです。

 

みなさんからの応援、引き続きどうぞよろしくお願いします!

リターン

3,000


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素直に応援したい!あなたへ

◆ サンクスメール
◆ ACEオリジナルステッカー

申込数
121
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年12月

10,000


ガーナの子どもを応援したい!あなたへ

ガーナの子どもを応援したい!あなたへ

◆ ACEオリジナルステッカー
◆ 支援地産カカオでつくったACEオリジナルチョコレート
※パッケージに支援者様のお名前を入れさせていただきます!
※チョコレートのみ2017年3月のお届けとなります。
◆ ガーナの村の子どもからのお手紙
◆ 世界カカオ財団会議参加レポート

申込数
93
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年1月

3,000


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素直に応援したい!あなたへ

◆ サンクスメール
◆ ACEオリジナルステッカー

申込数
121
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2016年12月

10,000


ガーナの子どもを応援したい!あなたへ

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◆ ACEオリジナルステッカー
◆ 支援地産カカオでつくったACEオリジナルチョコレート
※パッケージに支援者様のお名前を入れさせていただきます!
※チョコレートのみ2017年3月のお届けとなります。
◆ ガーナの村の子どもからのお手紙
◆ 世界カカオ財団会議参加レポート

申込数
93
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年1月
1 ~ 1/ 14


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