干ばつ被害により来年度の開校が危うい|アフリカのスラムで生きる孤児
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寄付総額

1,027,000

目標金額 1,500,000円

寄付者
98人
募集終了日
2025年1月25日

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2025年01月19日 17:00

ザンビアの学校事情 : 公立学校に入れない⁉

ザンビアの学校事情: 公立学校に入れない⁉

日本の学校は主に、「公立」もしくは「私立」に分類されますが、
私たちの学校はNGOの運営する「コミュニティ スクール」という分類の学校になります。
コミュニティスクールとは、地域の人々やNGOによって運営される、その地域にある学校で、
主に学校に行くことが困難な子どもたちのために運営されています。
私たちの学校も、主にHIV陽性者や孤児、シングルマザー家庭やDV、アルコールやドラッグへの中毒といった問題を抱える親御さんの家庭などからの児童を受けて入れています。

でも、日本の皆様であれば「それでも公立学校があるでしょ?」と思うはず。
しかしながら、ザンビアでは公立学校への倍率がとても高いのです!

 

■理由は、人口増に対する学校・教員の不足。


日本は高齢化が課題とされていますが、ザンビアで真逆の「課題」があります。
それは、人口増加です。
とくに、この10年ほどでその勢いは増している現状があります。
ザンビアの人口推移

△過去50年の人口推移(ザンビア統計局HPより抜粋)
人口が増えるということは、子どもや若者の数が多いに増えているということです。
しかしながら、ザンビアの学校は今から10年前でさえ満員状態。
つまり、もともと不足していた学校数・教員数が、年を追うごとにさらに不足してきているのです。
私がンゴンべ・コンパウンドを歩いているだけでも、道行く人々から「あそこの学校の先生よね?私の子どもを学校に入れたいのだけれど、、、」と声を掛けられることは日常茶飯事です。
そのくらい、学校に入れない子どもたちが、特にコンパウンドのような貧困地区には溢れており、10歳になっても学校に行ったことがないというケースも珍しくありません。

 

■公立学校の現状とは?


公立学校を訪れるとその熱気に驚きます。
ここで言う「熱気」とは熱血指導!の熱気ではありません。
1クラスの人数のとてつもない多さによる、クラス内の温度の「熱気」なのです。
公立学校の1クラスは大体80名~100名程度。
その人数は1クラスであり、学年でいうとシフトごとに4クラスほどあります。
しかも、午前のみのシフトチームと午後のみのシフトチームがあります。
つまり、100名(1クラス)×4クラス×2シフト=800名ほどが1学年にいるのです!

公立学校写真
△ザンビアの公立学校のクラス内の様子
さて、みなさんが小学校の頃は1クラス何名ほどでしたか?
おそらく20名~多くても40名未満だったかと思います。
なぜなら、それが担任のコントロールできる人数とされているからです。
特に低学年の児童は、きちんと書けない、指示を聞き違える、

隣のお友達と遊びだすことなんて日常茶飯事。

なぜなら、低学年とはそういうものなのですから。
だからこそ、先生がきちんと机間指導をして面倒を見る必要があるのです。
つまり、教師の目の届くクラス人数でないと、

クラスの進み具合にどんどん置いて行かれてしまうのです。
私たちの学校に来る他校からの転入生を見ていると、
4年生だけれどもほとんど文字が書けない、6年生だけれども文字が読めない、
といったケースが決して珍しくありません。
ちなみに、公立学校で働く先生方に話を聞いたところ、
まずクラス全員の顔と名前が一致しない、
宿題やテストの丸付けにとてつもない時間がかかる、
机間指導に時間がかかるので進行具合が遅くなる、といった現状があるそうです。

 

■貧困にある子どもたちにとって公立学校への入学は難しい。


このような公立学校の定員オーバーの現状によって起こるのは「賄賂」です。
つまり、どうしても学校に入りたい家庭は、学校に賄賂を贈り、

そのような家庭ばかりが優先的に入学できるようになってしまうのです。
当然、公的サービスのあるべき姿ではありません。
しかしながら、ザンビア社会は(大きな声では言えませんが、、、)
様々な公的サービスにおいて賄賂や不当な金銭の要求が存在する社会。
悲しいことに、このような現状への問題意識はあまり高くないのです。
しかし、この賄賂入学システムにより最も被害を被るのは
賄賂も払えないような貧困家庭。
当然、学費の必要な私立学校にも入れません。
そうなると、本当に入れる学校がなくなってしまいます。
このような現状があるからこそ、
学費を無料で受け入れる「コミュニティスクール」が何としても必要なのです!

 

■実は、コミュニティスクールの教育はすばらしい!

コミュニティスクールの難点としては、公立と違い、
教員免許等がなくても教員になることが可能な点にあります。
(もちろんこれは、各コミュニティスクールの方針によりまして、
弊団体の運営するコミュニティスクールでは基本的に教員資格のある教員を採用しています。)
その一方で、コミュニティスクールで働く人々はとても熱意があるとも言われています。
基本的に公立学校ほど給与は高くないにも関わらず、
中々学校に入れないような立場にいる子どもたちのために日々の授業を展開しているのですから、本当に尊敬に値します。
授業のみならず、弊団体の学校の場合には、
ヘルスチェックや家庭訪問などの業務も発生しており、
実に子どもたちのことを考えられる人材が集まっていることを実感させられます。
そして、前述した通り、公立学校のクラスは80名~100名程度ですが、
コミュニティスクールのような学校ですと、1クラスの規模感は10名~20名程度。
こちらのほうが子どもたちにとっては勉強に集中できる環境だと考えて、
f転校を検討される親御さんもいらっしゃいます。

さて、いかがでしたでしょうか。
本記事を読まれた方が、ザンビアの教育事情について少しでも理解していただき、
コーナーストーン・オブ・ホープの活動の必要性を理解していただけましたら幸いです。

 

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