
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 36人
- 募集終了日
- 2019年7月16日
残り時間わずか!屏風の中のダンサーたち
残すところ4時間余となりました。
多くのかたにご支援いただき、本当に感謝しております。
さて、先生の毎日更新にまじって、広報担当から久しぶりに「花下遊楽図屏風」のディティールについて少し。作品とその文化的背景について掘り下げていきましょう。
今回復元される「花下遊楽図屏風」には複数のダンサーが登場しています。今回は屏風を彩るこのダンサーたちについてお話したいと思います。

日本の舞踊は「舞(まい)」と「踊(おど)り」に大きく分けられ、舞は許された専門の者により他者に対して捧げられるもの、そして踊りは庶民により始まって自由な感情表現の表出であると論じられています。(※1)
屏風の彼女たちが踊っているのは東京国立博物館の解説ボードによると「歌舞伎(かぶき)踊り」を踊っているとのこと。また一説には「風流(ふうりゅう)」と呼ばれる踊りとも言われています。
風流踊りは鎮魂の踊り(念仏踊り)をもとに、16世紀に入るころには風流踊は盛行期を迎え、鉦(しょう。金属製の小皿のような楽器)、太鼓、笛等を囃し、様々な趣向を凝らした扮装をしながら自由に行進したいわゆる拍子物と呼称される仮装に加え、頭に灯籠や花枝を乗せた笠を被り、大勢の人々が統一した華麗な服装で集団をつくり踊りに興じる芸態を特徴としています(※2)。
風流踊りは17世紀初頭まで盛り上がっていたようで、この屏風のテーマが醍醐の花見(1598年)だとすると、まさに(衰退前の)風流踊り爛熟期だったのですね。
この屏風の中では女性が男性の格好をしていますが、その逆も存在するようです。
奇抜で人目を引くことが大切だったようですが、醍醐の花見では女性が主役。だからここでも男装の女性が起用されたのかもしれません。
「ややこ踊り」をしていたお国(阿国)はこうした風流踊りやその他の民衆主体の芸能をミックスし、「歌舞伎踊り」を生み、そしてそれが現代への歌舞伎へつながっていくと言われています。ここで描かれている踊りが「風流踊り」なのか、その後にはやっていく「歌舞伎踊り」なのかはわかりませんが、彼女たちの躍動感はどちらにしても、大変なものです。
踊る(下半身主体の身体運動、跳躍をくりかえす)という行為によってテンションをあげて周囲を興奮に巻き込む…これは現代のフェスでもよく観られる雰囲気ですね。
4時間後に奇跡的ゴールをして参加者全員で風流踊り・歌舞伎踊りができるといいなと思っています。時間は残り少ないですが、ご支援引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
※1
「かぶき踊の源流とその虚構性」(日本文学協会 日本文学 橋立亜矢子/東京女子大学大学院 2012)
※2
「16世紀にみられる風流踊装束」(日本デザイン学会 デザイン学研究 小出真理子/湘北短期大学 2016)
リターン
5,000円

オリジナルステッカープラン
■サンクスメール
■小林泰三オリジナルステッカー(1セット)
「花下遊楽図屏風」のモチーフだけではなく、小林泰三先生がこれまでに復元した作品の中から汎用性の高い図柄をオリジナルシールにしてお届けします。
※写真はイメージです
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円

屏風特別鑑賞会ご招待券プラン
■サンクスメール
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(1枚)
ついに完全な形になった屏風の鑑賞会にご招待。
小林先生ご自身による屏風に関する講座、鑑賞や写真撮影、簡単な軽飲食がセットになっています。
鑑賞会は2019年中に都内・大阪市内を各1回ずつ予定しています。
開催日時や場所の詳細はまだ未定ですが、11月中にはReadyforのメッセージから皆さまにくわしいご案内を順次お送りしてまいります。
会場での飲食代はご招待の中に含まれておりますが、会場までの交通費や宿泊費等は参加者のご負担となります。
【プログラム案】(150分)
・おしのぎ(軽食)を囲んで先生との歓談(45分)
・先生による講座と鑑賞のポイント解説(30分)
・参加者による鑑賞や記念撮影(75分)
※人数により入替制での鑑賞になります
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 33
- 発送完了予定月
- 2019年12月
5,000円

オリジナルステッカープラン
■サンクスメール
■小林泰三オリジナルステッカー(1セット)
「花下遊楽図屏風」のモチーフだけではなく、小林泰三先生がこれまでに復元した作品の中から汎用性の高い図柄をオリジナルシールにしてお届けします。
※写真はイメージです
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円

屏風特別鑑賞会ご招待券プラン
■サンクスメール
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(1枚)
ついに完全な形になった屏風の鑑賞会にご招待。
小林先生ご自身による屏風に関する講座、鑑賞や写真撮影、簡単な軽飲食がセットになっています。
鑑賞会は2019年中に都内・大阪市内を各1回ずつ予定しています。
開催日時や場所の詳細はまだ未定ですが、11月中にはReadyforのメッセージから皆さまにくわしいご案内を順次お送りしてまいります。
会場での飲食代はご招待の中に含まれておりますが、会場までの交通費や宿泊費等は参加者のご負担となります。
【プログラム案】(150分)
・おしのぎ(軽食)を囲んで先生との歓談(45分)
・先生による講座と鑑賞のポイント解説(30分)
・参加者による鑑賞や記念撮影(75分)
※人数により入替制での鑑賞になります
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 33
- 発送完了予定月
- 2019年12月

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