ダンサー紹介　大森美沙

ダンサー紹介〜大森美沙〜

 

ドイツから帰国し、日本での活動について

ヨーロッパに行ってみて感じたことは日本ではやはり文化、芸術の普及率や浸透率が低いということです。現地ではダンサーや芸術家に関わらず、多くの人が当たり前の様にバレエやコンテンポラリーダンスなどを見に行きます。日本での映画の様な感じで、街の至る所に宣伝されているし、浸透しているのを感じました。日本にも本当に才能のあるダンサーや振付家が沢山いるのに、もったいないなと常に思います。そんな中で今回、クラウドファンディングに挑戦する意味というのは、私たちの活動を多くの方に知ってもらうことだと思います。知ってもらった中で応援して頂ける方が増えて、少しずつでも 芸術、文化に触れる生活を送る方が増えて欲しいです。

 

 

作品創りにおいて目指している事

 

印象的な要素があること、その上でフィジカルな部分も大切にしていくことです。特に生ものであるダンスなどで感じられる人の息遣いや香り、空気感なども大切に、視覚以外の感性に訴えかけられる踊りがしたいです。説得力のあるテクニックがあるからこそ、見る人の心を打つ踊りが際立つと考える為、常に自分の持つテクニックのレベルアップも必ず行ってゆきます。作品への関わり方がどのような形であるとしても、自分が目指す作品や、自分自身のその作品での在り方を探りながらも、見て頂く皆様に嘘のない身体を見て頂きたいです。

 

 

大森美沙

 

強靭なバレエテクニックと高低自在な軌道を描くフロアワークを駆使し高度なオーダーに応え続けられるダンサー活動を継続。

6歳から守谷緑バレエストゥーディオにてクラシックバレエを始め小中学生時代は様々なコンクール出場するバレエ漬けの毎日を送る。10代半ばよりコンテンポラリーダンスを井向健二に師事。日本大学芸術学部に進学し技術の向上と創作について学ぶ。在学中から自身の作品も多数創作し、発表。大学卒業後、ドイツのgaertnerplatztheaterにて研修。帰国後、青木尚哉グループ&リサーチプロジェクトに参加、身体の使い方などを解剖学的観点からダンスを改めて見直す。 2018年度から、L.A.B.に参加し、今に至る。井向健二を始め、柳本雅寛、鈴木竜らの作品に出演する他、ダンス講師、振付家としても活動中。

 

主な出演
2019年2月 Yokohama Dance correction ファイナル「rein carnation」
2018年11月 日本バレエ協会クレアシオン 柳本雅寛作品「ピーポーピーポー」、越後妻有大地 の芸術祭 
2018年8月 日暮里D倉庫企画 病める舞姫

2018年3月 セッションハウス企画 ダンス専科 鈴木竜作品