
支援総額
目標金額 250,000円
- 支援者
- 89人
- 募集終了日
- 2019年7月31日
ネクストゴールで医療施設2箇所での実施を目指します!!
ネクストゴールではパートナー施設である「みくりキッズくりにっく」と「神奈川県立こども医療センター」の2箇所へ新規のデジタルアート作品の提供を目指します。
東京都世田谷区二子玉川・上野毛にある小児クリニックである「みくりキッズくりにっく」では、医療的ケア児・重症心身障害児のためのハビリテーションスペースで普段のハビリテーションを促進するためのデジタルアートのプロトタイプ開発を、本田院長はじめ現場の医療者とともに検討・9月のデモ体験会で体験できるように進めていきたいと考えています。

(出典:医療法人社団のびた みくりキッズくりにっくより提供)
神奈川県立こども医療センターでは、NICUの入口で投影する、ご家族やきょうだい児のためのデジタルアートの作品を新生児科へ寄贈し、活用していただけたらと考えています。既に設置されているプロジェクターの環境を生かして、患児や家族のために必要な環境を新生児科の部長である豊島先生にアドバイスをもらいながら製作します。

(出典:ブログ「がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ」より引用)
<将来性ある医療的ケア児・重症心身障害児の支援>

この国では医療の進歩により子どもの救命率が向上する一方で、退院後も自宅で医療的ケア(人工呼吸器や経管栄養など)が必要な子どもたち・医療的ケア児が増えています。全国の医療的ケア児は推計1.7万人(出典:文部科学省「医療的ケア児に関する実態調査と医療・福祉・保健・教育等の連携促進に関する研究」)とされており、これからも増える傾向にあります。
これまで我が国には”医療的ケア児”という概念が存在せず、自宅で介護が必要となる医療的ケア児を支える制度は限定的です(※小児は介護保険制度の適応外であるため)。在宅サービス(訪問看護や短期入所など)が全国的に不足しているという状況の下、みくりキッズくりにっくでは開院当初から世田谷区の助成金を得ながら医療的ケア児・重症心身障害児サポート日中ショートステイ事業『ぽれぽれ』を継続してきました。
生まれつきの病気で医療的ケアを抱えながら生きていくという面でシビアな環境に置かれている子どもたち。しかし、彼らを支援することによりその子たちひとりひとりが自分らしくあれる世の中をつくっていくことは、一般の子ども・大人や年配の方々にとっても生きやすい世の中になっていくことにつながっていくと思います。

今回、みくりキッズくりにっくの医療者らとの連携によって医療的ケア児・重症心身障害児の療育やハビリテーションの現場にデジタルアートという新しい選択肢を取り入れたいと考えております。
医療的ケア児・重症心身障害児の多くは、非言語コミュニケーション(例:首をふる、視線を動かす、発声する…など)を使っています。しかし、自身で明確な意思を表出したり、身体的に行動することが難しいため、受け身的な活動やコミュニケーションになりやすいのが課題です。
個々に合わせたデジタルアートによって、自分自信で操作し相互が共感し合う中にあるコミュニケーションの発達が期待されています。また、デジタルアートに医療者の視点を加えることで、重症度や発達段階に応じた QOL の向上に役立つのではないかと考えています。(出典:日本重症心身障害学会学術集会「小児科クリニックにおけるデジタル・ホスピタルアートの取り組み」)
デジタルアートを通して、子どもたちが自由に選択したり表現できることを当たり前にするような環境をつくっていければと思います。
<難病や重たい障害を抱えたお子様を持つご家庭でのきょうだい児支援>

(出典:NPO法人しぶたね「「君はひとりぼっちじゃないよ」。 病気を持つ子どもの「きょうだい」に寄り添う〜NPO法人しぶたね | JAMMIN(ジャミン)」https://jammin.co.jp/charity_list/20180409-sibtane/)
小児科診療を行う医療施設で入院中のお子様と兄弟・姉妹が自由に面会できる施設の数は、全体の20%程度に留まるとされます。施設間の差が大きく、兄弟・姉妹の心理的影響や介入の必要性については議論の余地がある一方で、監理側面(主に感染対策)からの課題も指摘されています。
医療における子どもの権利を尊重した療養環境への関心度は高まっていものの、子ども権利条約の周知度は未だ低く、入院中の親の付き添い(同伴)や兄弟姉妹等との面会について子どもの権利保障の面から改善が望まれています。(出典:第一回子ども療養支援研究会「こどもの権利の視点からみた療養環境アンケート調査から」)
難病などで入院中の兄弟・姉妹(専門用語として“きょうだい児”と呼称することがあります)たちは、しばしば病気の子が優先されるため、我慢が多く(例:学校行事等で寂しい思いをする)親や家族と過ごす時間が少ないのが現状です。そして、自己肯定感の低下などからご家族の関係性が複雑なかたちになってしまうことも少なくありません。
子どもはいつでも家族と一緒にいる権利をもっています。医療者は可能な限りそれを保証しなければならなりませんし、面会者・面会時間の制限・家族の付き添いなどについては,子どもと親の希望に応じて考慮すべきです。

9月リニューアルオープンを控えた神奈川県立こども医療センターのNICUでは、理念に“ファミリーセンタードケア(Family-Centered Care; FCC)”を掲げ、医療の質と安全の向上の両立を目指しています。
今回、同施設の面会スペースで、デジタルアートを使ったきょうだい児や面会希望者との空間を越えたコミュニケーションを叶えたいと考えております。新たなきょうだい児支援のあり方、医療機関における家族間コミュニケーションのあり方を探求していければと思います。
<医療現場におけるニーズ実態調査(Googleフォーム経由で集計・n=27)>
また、第一目標達成時に我々が実施した医療現場におけるニーズ実態調査を踏まえると、医療職やその他の職種問わず小児領域と高齢者のケアへの導入を望んでいる方が多くいるようです。特に医療現場では、提供するケアの質や効率化や、治療やケアに臨むモチベーション向上への期待が多くあるようです。
今回のネクストゴールにおいては、小児領域にフォーカスし、重症心身障害児や発達障害児のハビリテーションへのモチベーションの向上のためのデジタルアート(みくりキッズくりにっく)とNICUのきょうだい児へのケアの質向上のためのデジタルアート(神奈川県立こども医療センター)の開発を行いたいと考えております。





他にも、「医療現場におけるデジタルアートに向けた期待・希望について(自由記述)」という設問には下記のような声があつまりました。
●医療現場以外での子どもに夢を与えられることができたらいいですね。
●医療業界が詳しくなく、恐縮です。クラウドファンディングサイトにてディズニーランドの説明を呼んで、モノとしてはデジタルアートだけど、属性としてはエンターテイメントなのかなと思いました。アートもエンターテイメントの一つと言えばそうなのですが。
この活動は医療費現場向けのデジタルアートだと認識してますが、医療現場であっても楽しめる、すべての人が楽しめるエンターテイメントとして捉えると広がりがうまれるかもと思いました。
●活用次第で様々な可能性を秘めているプロジェクトだと感じています。
個人的には重心児(者)の療育(スヌーズレンの様な役割)、聴覚障害を持つ方への視覚的アプローチなどに活かせるのでは、と思ってます。
スキルが伴わず、まだまだ実践には遠い道のりですが、いずれ何かの形で実現したいと考えています。
●基本的には、患者さん対象かと思いますが、病院全体がより楽しい場所となることを目指したいです。テーマパークのような。
●具体例を見ることにより、より可能性が広がっていくものだと思います。頑張ってください。
●ただのアトラクションで終わらず、希望や活力になったり、あるいはダイレクトに治療や回復に寄与したり、あるいは関わる人すべてにとっての医療体験に新たな視点を与えたりするものを期待しています。
エンターテイメントではなくアートであるというスタンスはこのプロジェクトにとってとても大事になってくると思っています。
●今後も応援させて頂きます‼️
●地方の施設(リハビリ、小児科、児童精神科、高齢者施設等)にもデジタルアートを導入して欲しいです。例えば、脳卒中や整形外科疾患の手術後のリハビリ病棟に、デジタルアートの機材等のレンタルがあれば、地方の方々からも喜ばれると思います。
●医療に関わる人が、プログラミングなどを身につけることで、幅が広がりやりがいを持てるといいなと
●今病院にないはずのものを創造できるので、可能性は無限な気がしています。
●転倒転落を低減したいです。センシング機能で動きを検知し、デジタルアートで行動変容が起きることを期待します。
●想いや力を引き出すことに期待している
●病院にいると生または死と向き合い続けてしまうところ、その負担を和らげつつ、家族と一緒に居られる時間をより大切にできるようなものになればいいなと思っています。
●医療現場にどういう方がそこに至ったのかを知る術があるであれば、そうならないように予防するため、本人が意識していないところでデジタルアートに触れ、ナッジに健康行動に繋げたい。
●全く新しいアプローチ・体験による機能や精神面での安定、向上が図れると思っています、陰ながら応援しております。
●入院していなければ体験できなかったエンターテイメント性
●非現実的な体験を、思わぬところでできることで感じるワクワク感や驚き、物珍しさという刺激が、本人の自分事化を惹起し、普段の生活への落とし込みがしやすくなるようなきっかけづくりができたらいいなと思います。(体験想起による、行動変容)
●障害があっても、一般の人が楽しめていることを同じように体験でき、楽しめる設定や環境を作れること
●医療専門家と患者のギャップを一定接続していく可能性を感じます。
●アートとITは、医療現場を救うと、心から信じております。お互い、頑張っていきましょう!
●入院生活が長い患者に対しメンタルケアや気分転換に利用できたらいいです
加えて、「Digital Hospital Artを実施したいが、様々な理由から招くことが難しい」という医療現場のご意見もいただきました。そこで、新規のリターンとして「デジタルアートの動画講座」という教育コンテンツを追加し、デジタルアートを作れる人材を育成することも並行して目指し、少しでも多くの医療現場に届く仕組みも構築していきたいと考えております。
<今後に向けて>
これらを実現するために、ネクストゴールを「150万円」と設定し、プロジェクトを進めてまいります。今回のクラウドファンディングでは各施設に作成したデジタルアート作品を寄贈しますが、その作品を同じようなニーズを持つ施設で使えるような仕組みをつくることをDigital Hospital Art Projectの今後の展望として考えています。
引き続き、あたたかいご支援と応援をどうぞよろしくお願いします。
リターン
1,000円

”スペシャルサンクス”Webサイトなどでの御芳名の掲載。報告レポート(PDF)の送付。
展示の際のパネルにご芳名の掲載をさせていただきます。みなとメディアミュージアム終了後(2019年9月中)に、報告PDFレポートとサンクスレターをメールにてお送りします。
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先 (https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 申込数
- 46
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月
1,500円

デジタルアート/3Dプリンタ導入オンライン60分相談権
デジタルアート/3Dプリンタ医療現場導入について、オンラインで吉岡へ相談をすることができます。
目的やご予算に合わせた導入プログラムの検討やその他の機材・設備などのご紹介、運用のアドバイスを行います。デジタルアート/3Dプリンタのいずれかの話題をお選びください。
オンライン相談は、appear.inを使用予定です。
日程は、ご支援いただいた後に個別に調整します。
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 10
- 発送完了予定月
- 2019年8月
1,000円

”スペシャルサンクス”Webサイトなどでの御芳名の掲載。報告レポート(PDF)の送付。
展示の際のパネルにご芳名の掲載をさせていただきます。みなとメディアミュージアム終了後(2019年9月中)に、報告PDFレポートとサンクスレターをメールにてお送りします。
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先 (https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 申込数
- 46
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月
1,500円

デジタルアート/3Dプリンタ導入オンライン60分相談権
デジタルアート/3Dプリンタ医療現場導入について、オンラインで吉岡へ相談をすることができます。
目的やご予算に合わせた導入プログラムの検討やその他の機材・設備などのご紹介、運用のアドバイスを行います。デジタルアート/3Dプリンタのいずれかの話題をお選びください。
オンライン相談は、appear.inを使用予定です。
日程は、ご支援いただいた後に個別に調整します。
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 10
- 発送完了予定月
- 2019年8月

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