【日本チーム出場決定！】まきばフリースクール推薦選手がホームレスW杯日本チームに選出されました！

このたびは、ダイバーシティサッカー協会が実施するホームレス・ワールドカップ日本チームの派遣を目指すクラウドファンディングにご支援いただき、誠にありがとうございます。

 多くの皆さまからのサポートにより、第1目標の350万円を達成し、日本チームを2025年8月23日〜30日にノルウェー・オスロで開催されるホームレス・ワールドカップに出場することが可能となりました。皆様からの熱い応援、本当にありがとうございます。

第1目標の達成後、練習会や様々な団体とのコミュニケーションを経て、日本チームのメンバー選定を行ってきました。まずは選手を送り出す支援団体が決定しましたので、お知らせいたします。

No,2：NPO法人まきばフリースクール様

「必要があれば先に手を伸ばす」方針で、生き辛さを抱える目の前のひとりのニーズに応えるため、ないものは創り、あるものを活かし活動してきました。
現在では教育・障がい福祉・児童養護などの活動を行っています。

NPO法人まきばフリースクール
中山 崇志 様よりコメント

オスロ大会へは、選手2名を派遣します。

彼らは19歳と21歳で、社会的養護のなかで成長してきて、近いうちに自立のときを迎えます。

社会的養護からの自立は、どの青年たちにとっても恐怖です。家族の支えは期待できず、戻る実家はありません。お金も家も人間関係も、自分で獲得して、無くならないように、奪われないように、守っていかなくてはなりません。大切なものを、大切にできる力が必要です。

 

大切なもの、それはちょうど、サッカーにおけるボールに似ています。

サッカーは点を取り合うもので、そのためにボールを大切にするスポーツです。

 

あのボールは、どうしたら自分の元にくるだろう。

このボールは、どうしたら獲られずに持ち続けられるだろう。

考え、基本技術を学び、ルールを理解し、チャレンジし、また考えて。

少しずつ上手くなっていく自分。ルールの、チームの中の自分。

ボールがもっと大切に思えてくる。

でも試合でうまくいかない。

チームメイトの顔と名前。

大切なボールを守るために、自分から手放さなければならない瞬間。

それはビビって捨てるのとは違うという感覚。

仲間を信頼できるのか自分。

ゴール！嬉しい。仲間も喜んでる。

相手チームの選手の顔がみえる。すごく悔しそうだ。

 

あぁそうか、自分の大切なボールは、あの人にとっても大切なものなのか。ここにいる世界中の人がそうなのか。みんなと同じものを、ちゃんと大切に思えるんだな自分は。

 

あの人名前なんていうのかな。

試合が終わったら、聞いてみようかな。

 

オスロで、選手たちにはそんな体験をしてもらいたい。そうして、ものすごく恐ろしい自立っていうヤツとも、ちょっと仲良くなれるかもしれない自分を、見つけて欲しいなと思います。

昨年に引き続きまきばフリースクールからも日本チーム選手が選出されました。

皆様の熱い応援をよろしくお願いいたします！