高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる
高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる
高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 2枚目
高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 3枚目
高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 4枚目
高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 5枚目
高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 6枚目
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高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 9枚目
高齢犬も高齢者も排除せず、人と犬が共に幸せに生きられる未来をつくる 10枚目

支援総額

10,724,000

目標金額 5,000,000円

支援者
597人
募集終了日
2025年9月26日

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2025年09月05日 20:00

【高齢者と暮らしていたドーベルマン】人を咬み、殺処分寸前だったが「殺処分ゼロ」の旗印になり…

先日、リターン品として完売した(そして追加した)オリジナルトートバッグ。

 

テペソのTOMさんが、DOG DUCAのためだけにデザインしてくださった、このデザインは、僕をこの世界に導いてくれたミニチュアダックス「デュッカ」のバージョンと、名古屋市の犬殺処分ゼロの立役者となったヒカルと一緒になった「デュッカ&ドーベルマンのヒカル」のバージョンがあります。

 

dogducaトート.jpg

DOG DUCAをかねてより知っている方にはご存知のことも多いヒカルですが、そうでない方には「この子は誰?」と思われたかもしれないので、この機会にご紹介させていただきます。

 

30793.jpg

 

 

脱走し、パニックになって人を咬む
殺処分の可能性があったが……

もう、10年も前の話になります。

 

ヒカルはDOG DUCAのある名古屋市守山区の住宅街で、高齢の夫婦のガレージで飼われていました。

 

2015年のある日、飼い主がゴミを捨てようと外に出たときに、ヒカルも出てしまいました。これまで、散歩ですら一度も外に出たことのないヒカルは、初めての外の世界に大パニック

 

飼い主も慌ててヒカルを追いかけましたが、転倒して骨折。

 

ちょうど来ていた清掃員の方や、駆けつけた警察官など計4名を咬む咬傷事件を起こしました

 

その後、名古屋市動物愛護センターの職員と警察によって確保され、愛護センターに。

 

僕はそのことを子どもの通う学校から来た緊急連絡メールで知り、その後、夜のテレビのニュースで、ヘリが空撮した、ドーベルマンが人を咬む様子を見ました。

 

翌朝、僕は愛護センターに電話して「うちが保護するから殺処分しないで!」と伝えました。

 

DOG DUCAは名古屋市動物愛護センターの譲渡ボランティアなので、普段から愛護センターから「こういう子がいますが引き取れますか?」という依頼があるなど、愛護センターと連絡を取り合う関係ですが、今回は僕の方からお願いした形です。

 

というのも、その当時は名古屋市でも普通に犬猫の殺処分が行われており、

 

「人を咬んだ」

「大型犬ドーベルマン」

「飼い主は面倒を見られる状態ではない」

 

という条件からして、譲渡ボランティアに保護依頼が飛んで来ず、真っ先に殺処分される可能性があったからです

(実際、同時期に別の地域で咬傷事故を起こした犬は殺処分されてしまいました…)

 

僕は、ドーベルマンのトレーニング経験はなかったものの、それでもドッグトレーナーとして、映像を見る限り、たしかに人を咬んだけども、恐怖心から来るもので、本気で攻撃しているようには見えませんでした。

 

実際、愛護センターの檻越しに初めて対面したときも吠えられましたが、怖がって吠えているのが明白で、時間をかければ人に慣れると思ったのです。

 

その後何度も愛護センターに通い信頼関係を作り、外に連れ出すことが出来ました。

 

その時は、僕が手を上げなかったら、きっと殺処分されたその子を救えたことがとにかく嬉しくてヒカルに抱きつき、報道カメラも多くいたので、この「感動的なお話」は東海地方だけでなく、全国ニュースでも取り上げられました。

ひょっとしたら見たことがある方もおられるかもしれません

 

 

"殺処分ゼロ"の立役者
しかし現実は良いことばかりではなく

その後、いつも活動を応援してくれる市議が名古屋市議会で、ヒカルのことを引き合いに出して発議が行われ、行政が本腰を入れて「殺処分ゼロ」へ向かって動き出します

 

そして、翌年の2016年に犬の殺処分が初めてゼロになり、2019年には殺処分機(ドリームボックス)が撤去。その後、今日まで殺処分ゼロは続いています*。
*収容時等死亡を除く(名古屋市動物愛護センター事業概要より)

ヒカルが、名古屋市の「犬殺処分ゼロ」のきっかけとなったのです。

 

そんなヒカルをDOG DUCAに連れ帰り、トレーニングを始めたのですが、さすがドーベルマン。すぐに僕の指示にきちんと従えるようになりました。

 

IMG_3956 - コピー.JPG

 

だから僕は、ヒカルを競技会に出場させ、チャンピオンにさせたいと思いました。

 

というのも、僕がドッグトレーニングを始めた頃には、競技会でハンドラーとして何頭ものチャンピオン犬を出したものの、いずれもトップブリーダーが育てたエリート犬でした。

しかし、人を咬むような事故を起こしたヒカルが、競技会でチャンピオン犬になれば、世間は絶対に飛びつくし、そうすれば「殺処分ゼロ」は全国的に加速するという想いが大きくありました。

 

でも、ヒカルはそういうことを望んではいませんでした。

 

50kgもある大きな体なのに、自分はチワワくらいだと思っているような子で、何かのきっかけですぐに「怖い!」というスイッチが入る。

 

そしてまた、人に咬みつく事故を起こします。

 

継続的にトレーニングが出来るからと、活動を応援して下さっている近所の方に譲渡したのですが、僕がすると言っていた散歩に連れ出してしまい、咬傷事故を起こしたのです。

 

咬まれた方が「殺処分は絶対ダメだ」と言ってくださったことが救いですが、僕がヒカルに、「殺処分ゼロの希望の星」となってほしかったために、逆にヒカルを追い込んでしまっていたことに気がつきました。

 

この辺りのエピソードは、リターン品にもある拙著『ころんでも、まっすぐに!』に詳しく書いていますが、ただただ僕たちの元でのんびり過ごせたらよいと思っていたヒカルの気持ちは追いついていなかったのです。

 

ヒカル
ヒカルはただただ僕といられればよかっただけなのです(東海テレビドキュメンタリー「悪い犬」より)

 

僕はこの経験をしたからこそ、それまで以上に「犬の気持ち」に寄りそうことを大切に考えるようになりました

 

犬も人と同じく感情があり、自分の考える「幸せ」があるのだと。

 

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わんわん保育園利用者の連絡ノートを書こうとした時に、構ってアピールをするヒカル

 

 

人間が人間の都合で
犬を不幸にする

ヒカルは施設で終生飼養となりました。

 

もともとは、人里離れたところのブリーダーの所で生まれ育ち、名古屋の住宅街にある高齢者の家の番犬としてガレージで暮らし、高齢者なので散歩も連れていけず、人がいるような所を散歩したこともありません。

 

人間の都合で、人と触れることはおろか、敷地外に出ることもない生活を5年も送ってきました。

それが急に外の世界に出てしまい、運命が激変しました。

 

かつては、「番犬」として吠える犬が好まれました。

警察犬や警備犬などの専門のトレーニングを受けた子は別として、基本的には犬としては恐怖心から防衛反応でしている性質を利用したもので、犬にとってはストレスでしかありません。

 

見慣れないものは吠えて追い払う。

そうすることでしか、心の平穏を保てないのです。

 

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僕と遊ぶのが大好きだったヒカル

 

ヒカルはその臆病な元来の性質が、加速するしかない環境で過ごしてきました

これは、後でいくらトレーニングしても抜けないのです。

 

かしこい子でしたから、はじめから、正しい知識を持った方に迎え入れられ、キチンと毎日散歩に連れていってもらい、人も犬も怖くないように育ててもらっていたら、「呼び戻し」でちゃんと戻ってこれるようにしていたら、パニックになって人を咬むことはなかったでしょうし、殺処分対象になることは絶対になかったでしょう

 

ヒカルの飼い主さんも「殺処分だけはやめてくれ」と何度も愛護センターの職員に懇願したようで、愛情はありました。体罰されていた子に見られる反応もなく、人に甘えることができるので、大事にされていたのはわかります。

 

でも、それだけではダメなのです。

 

エネルギーを発散させ、本当の意味で穏やかに暮らせるような環境を作ってあげないと、このような子が生まれてしまうのです。

 

「愛情だけ」では犬を救えないのが現実です

 

だから、ドッグトレーナーという存在がいるのです。

 

 

「吠える犬」「咬む犬」を作るのも
「幸せになる犬」を作るのも人間

誰にも譲渡できなくなったヒカルですが、僕たちのもとでのんびり暮らすことが望みだったようで、それ以降はまったく問題を起こしませんでした。

 

IMG_5724.jpg
物資支援でいただいたガムを必死にむさぼるヒカル
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シャンプーの時も大人しくしてくれるいい子です

 

犬の気持ちを理解して、
人の都合を押しつけず正しい接し方をすれば、

 

犬だって穏やかに暮らすことを望むのです。

 

「吠える犬」「咬む犬」を作るのは人間です。

 

そして、

 

そういう犬を「問題犬」「悪い犬」として殺処分してきたのも人間です

 

ですが、そういう犬を作ってきた僕たち人間が、そういう犬に「しない」ようにすることが、人と犬がより良い共存をしていくためには、何より大切だと僕たちは思っています。

 

だからこそ、DOG DUCAでは、一般の方からの育て方相談を受け付けています。

 

プロとして時には厳しいことも言い、そのことを口コミで悪く書かれることもあります。

 

それでも、僕は様々な経験をしてきたからこそ、言うのです。

 

「犬の気持ちになって」と。

「人間の都合を押しつけないで」と。

 

犬を生かすも殺すも、人間次第なのです。

 

それでも、「もう無理」と捨てていく人はいます。

 

そういう人には「二度と飼わないで」とハッキリ伝えて保護します。

 

犬猫はお金を出したら簡単に買えますが、生命(いのち)なのです。

心があるのです。

 

自分のために飼わないでほしい。

それでは結局、お互い幸せになれないのです。

 

 

 

犬はかわいそうなだけの存在ではなく
人間を育ててくれる存在でもある

犬は人間を育ててくれる存在です

 

だからこそ僕たちは、

 

人間の都合で不幸になる子を、増やしたくない。

 

人間のせいで不幸になった子は、人間の手で幸せにしてあげたい。

 

 

だから僕たちは、安易な譲渡もせず、マッチング譲渡にこだわります。

 

里親さんのところに行った子たちのように、「この人がいい」と言うならそれでいい。

 

ヒカルのように、この子が「ここで一生暮らす」と言うならそれでもいい。

 

これが、ヒカルから教わった、犬の心も救う「真の動物愛護」だと考えています。

 

 

そんなヒカルは、2023年1月28日3時11分に、施設から虹の橋を渡りました。

 

数奇な運命を辿って最期でしたが、僕たちがどれだけ幸せにしてあげられたのでしょうか。

 

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歳を取り、歩くのもおぼつかなくなってきたヒカル

 

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自力で排泄ができなくなり、二人がかりで介助しました

 

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ヒカルが虹の橋を渡り、遊び相手だったレイリーとソフィアが淋しそうでした

 

デュッカとヒカルのふたりは、僕に大切なことを教えてくれました。

 

僕をこの世界に導いてくれたデュッカ。

 

僕に、犬にとっての幸せを改めて教えてくれたヒカル。

 

ふたりは、今も僕たちを見守ってくれています。

 

 

実は、デュッカとヒカルは、会ったことがありません。

デュッカがいなくなった後に、ヒカルがやって来たからです。

 

テペソさんは、そういったいろんな想いも汲んで、トートバッグにふたりが並ぶ姿も描いてくださいました。

 

デュッカとヒカルがいたからこそ、たくさんの生命が救われたからです。

 

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●DOG DUCA代表高橋からのビデオメッセージ
※プロジェクト終了後、2025年12月までにYoutube限定リンクをお送りいたします

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※ 一度に複数口でのご支援も可能です。
※ 特別なリターン品をお届けしない代わりに、ご支援のほぼ全てをプロジェクトに充てさせていただきます。犬たちのためにありがとうございます。

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