彼の名前はシモン　私たちのプロジェクトを支えるマネージャー

シモン・アドンゴ。

2017年の彼との出会い。

全てはそこから、私たちの新たな挑戦がここガーナ北部のボルガタンガで始まりました。

 

シモンは現在30歳。ガーナ北部に生まれ育ち、大学生の頃から自身の地元であるガーナ・ボルガタンガ地方に生きる女性達の為にヘルスケアのセミナーを開いたり、社会的自立を目的としたファイナンスについての勉強を教えるなどボランティア活動に励んでいました。

 

2013年に大学を卒業し、その後は地元の携帯会社にて経理の仕事を担当。ガーナ人では高給取りで1ヶ月に約６万円の給料を得ていた彼。彼はそのほとんどの給料を利用して、女性たちへの社会的自立支援を本格的に開始させました。

 

職をもたない女性に対して、バスケットの編み方を教え手に職をつけさせること、彼の活動は小さなコミュ二ティーに住む10名程度の女性の援助から始まりましたが、今では300名を超える女性達に対して支援の輪を広げています。

 

自身でお金を生み出すことは、自己肯定感にもつながり、女性の社会的自立の一歩を踏み出せる機会となるのです。

 

彼を慕っている女性達は、本当にみんなが家族のように、お互いを思いお互いをケアし助け合いながら生きています。シモンはそんな彼女たちの中心に立ち、日々のバスケット作りのコントロールはもちろん、食事のケア、女性子どもたちの学費の援助など、彼女たちの生活全てを支えています。

 

シモンと共に築き上げて行く今回のプロジェクト、私たちのアクションは始まったばかりですが、頼もしいパートナーと共に歩んで行けることを心から嬉しく思っています。彼らと手を取り合って、希望や夢を現実のものにできるよう努力を重ねて参りますので、何卒ご支援の程よろしくお願い致します。