〜江戸城再建だからこそこだわる伝統的な木造構法計画〜

 

皆様、引き続きの暖かいご支援、本当にありがとうございます。

 

この挑戦でARでの再現ができた先で、将来的には本当に江戸城天守を再建するために、私たちは活動しています。

 

今回は、その再建の計画の一部をご紹介します。

 

わたしたちが江戸城天守を再建する計画では、鉄筋コンクリートは使いません。

 

建設当時と同じ「木造」で、伝統的な木造構法にこだわり、外観5階、内部穴倉（地階）1階、石垣上5階の計6階（地上5階地下1階）の天守を再建したいと考えています。

鉄筋コンクリートによる天守再建がブームだった昭和年代には、鉄筋コンクリートづくりが半永久的に長持ちする・・と言われていました。

 

しかし実際には、天守の鉄骨を包み込んだコンクリートの柱の中に雨水が沁み込んで、鉄筋が腐り始めていることが分かったのです。現在では、鉄筋コンクリート製の耐用年数はせいぜい40～50年程度と云われています。

 

 

そのため全国の鉄筋コンクリートづくりのお城は、耐震強度の問題で、木造による再建が進行中か、木造で再建しようと検討しているところが大勢になりつつあると言われています。 

一方木造建築は、耐震、免震性に優れており、火事にさえ注意すれば500年から1000年は持つと言われています。

 

現に江戸時代初期に建てられた天守が、日本には12も遺されています。戦争さえなければもっと多くの天守が残っていたことでしょう。

 

だからこそ、せっかく実現できた天守を長く残していくためにも、木造での再建にこだわります。

 

まずは、再建に向けた一歩を進めるために、ARでの再現にどうかお力添えください。

 

皆様にその姿を目で見て体験していただきたい。そして将来的には、江戸のシンボルを木造で復活させ、未来の世代へとその姿を受け継いでいきたいと思っております。

 

引き続きの暖かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。