永青文庫早春展刀剣作品紹介５　名物庖丁正宗、日本一則重

永青文庫文化財修理プロジェクトへの応援ありがとうございます。

開始から45日目。あと少しで450万円に到達いたします。毎日たくさんのご支援、本当にありがとうございます。

 

本プロジェクトと同時開催中の令和4年度早春展「揃い踏み 細川の名刀たち―永青文庫の国宝登場―」への出品作品紹介第５回目です。

 

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国宝「短刀　無銘正宗（名物庖丁正宗）」　鎌倉時代（14世紀）

国宝「短刀　銘　則重（日本一則重）」　鎌倉時代（13世紀）

 

 

 

現在開催中の早春展「揃い踏み 細川の名刀たち―永青文庫の国宝登場―」で約8年ぶりに永青文庫で公開している２口の国宝の短刀。

 

「短刀　無銘正宗」は、長さに対して身幅が広く、形が庖丁に似ていることから「庖丁正宗」と呼ばれています。「短刀　銘　則重」は、やや細みで切先はふくらみを抑えた鋭い姿をしています。どちらの短刀も、沸（肉眼で捉えられる刃文を構成する細かい粒子）の美しさが際立ちます。

 

護立は幼いころ、鑑定会に出品された伝正宗を見て以来、夢にまで出るほど沸の美しさに強く惹かれたと回顧しています。

 

 

なお、刀を納め携える拵には、組紐が結び付けて使われています。

本プロジェクト返礼品にある組紐マルチストラップは、甲冑のものを再現したアイテムですが、１本１本の糸で組み表されていく紐の目の美しさは共通します。ぜひお手に取ってご覧いただきたい一本です。

 

▶本物をお届けします。道明製「細川家の甲冑組紐マルチストラップ」

https://readyfor.jp/projects/eiseibunko_02/announcements/261355

 

 

展覧会は５月７日まで、プロジェクトは５月８日まで続きます。引き続き、ご協力賜れますと幸いです。