
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 202人
- 募集終了日
- 2021年8月26日
草の根での 幼児教育の国際交流
「へいわの うた」

「幼児教育の国際化と平和教育」の保育園での実践
このクラウドファンディングの取組みに関わり、小さい時からの平和教育がとても大事だと痛感しています。そんな折、1986年の実践ですが、興味深い資料を当時の園長の藤野登志子さんから借用しました。
35年前ですが、認可10年目の節目を国際平和年に迎えた、福岡市東区・杉の子保育園(園長・藤野登志子)は、「幼児教育の国際化と平和教育」のテーマのもと、中国・広州市・東方紅幼稚園との姉妹園をむすび、1992年までに4回の訪問交流を行いました。福岡朝鮮初級学校の記録と重ね合わせると、和白に移転する前の、1962年から1973年までは、馬出3丁目にあったそうですから、九大病院内にある杉の子保育園(当時は無認可共同保育所 1962年2月開設)は、ご近所さんだったことになります。
今回の資料の提供をして下さった藤野登志子さんは、移転後に園長として着任されているので、交流があったか否かは定かではないとの事でしたが、1986年当時の保育実践を記録していた資料や冊子を見せていただく機会がありました。小さい頃からの身近な国際交流がいかに大事かを認識しましたので、紹介します。

以下、三冊の実践報告集からの抜粋になりますが、ご紹介します。
当時の杉の子保育園の概要。定員は110名。乳児を中心に年々入所希望者が増加して毎年2割の過員をかかえている。母親の職業は看護婦、医師など病院の関係者がやく7割。園児の中には、毎年医学部に留学している学生の子弟が幾人かいます。入園の当初には、言葉や習慣の違いで戸惑う事がありますが、何れの国の子どもたちも日本語をマスターするのは驚くほど早く、職員の語学力は殆ど上達する暇はありません。
幼児教育は、他の分野と同じようにもはや一国だけに閉じこもって、その国に役立つ人間を育てるというだけの時代ではなくなっています。他の国々を知り、他の国の人々を理解し、互いに協力し援助しつつ、共通の文化を育てていかなければならないことが、今後の世界の教育の課題になっているのですから、私たちの取組みをこの点から深め、発展してゆけるようにしようと考えたのです。
幸いに、杉の子保育園には、外国からの留学生の子弟の入園希望も多く、又それ以上に父母の留学による外国生活の経験者が多いので、直接的に(訪問したり)或いは間接的(体験談を聞く等)経験をもつ機会が少なくありません。
保育園では、ほんとうに皮膚の色がちがい、言葉のちがう子どもが手を取り合い、時にはとっくみあいながら遊んでいるのです。うたを歌い、童話に親しみながら「これは○○ちゃんの国の歌よ」「これは△△ちゃんの国のお話し、面白いね」などと紹介したり、その国から来日している父母に風俗・行事などの話を聞いたり、地図で各地各国への思いを高めるなど、カリキュラムの中の活動に取り組みながら素晴らしい「国際交流」が随所にみられました。
そればかりでなく、一番身近な家庭や保育園での活動にも「平和教育」の基礎活動があることを確認しました。親子兄弟、友達、先生たち、父母の会等、みんながいたわり合い助け合いながら生活しているわけですから、そのことに意識をむけ、それぞれの立場の違い役割のちがいを理解することによる信頼と、そこから芽生えてくる愛情で安定感を得ていることを知らせていきます。兄弟間の思いやりやゆずりあい等の自然に育つ生活態度が、保育園での社会生活にも広げられていくように配慮しながら育てています。
その上にたって、保育園生活の中では専門家である保育者の力で絵本や物語の中の“人間の愛”や“信頼”などが語られますし、これら“愛”や“信頼”“感謝”“希望”等の崇高な命題は平和教育の基礎として遊びや生活の中で体験し友人たちとの交流を通じながらより高次なものと成長していきます。ここでは、前述の園内で自然に行われる国際交流が、大きな役割を果たします。
これらの活動によって杉の子保育園の子どもたちは、自己を愛し他人をも敬愛する生活態度を身につけます。自他ともに認めあうことができればその人と仲良く協力し相手の立場を理解しながら、色々行い、色々創り上げていくことができます。たとえ反対の意見が出ても、すぐに反対したりねじ伏せてしまったり、暴力に訴えたりするのでなく、しっかりと話し合い平和の中に解決するはずです。このことこそが平和の心を育てることであり、平和の教育の基礎なのです。(略)
私たちは、幼児期の育児や教育が、従来のような狭い枠の中だけでなく、国際的な全地球的な立場での思考や行動ができる人間づくりに転換すべき時期になっているという考えに確信を持ち、これまで自然の中で行ってきた「国際交流」を一歩前進させていくことにしました。 (以下 省略 終)
福岡朝鮮初級学校のHPから「幼稚部」の紹介をします
| ●幼稚部の教育目標及び年間行事 | |||||
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先生方の一人一人への温かい眼差しの下で、豊かな保育・教育が行われています。しかし、高島市長になり、福岡市の補助金がゼロになった事も運営が厳しくなっている要因であることを知りました。同じ場所で生活しながら、差別することは許されません。
今、保育者は、戦後から70年続く、最低基準の国の貧しい保育施策の中で、感染しない、感染させないように緊張感をもって日々を過ごし、必死で子どもたちと保護者の生活を守っています。社会活動の維持に不可欠なエッセンシャルワークの一つとして広く社会に認識されるようになりましたが、長時間労働、低賃金は一向に変わりません。
朝鮮学校への補助金支給と合わせ、一緒に声をあげていけたらと思います。そして、コロナ感染の心配がなくなった時には、交流ができたらいいなあと思っています。
(元杉の子保育園園長の藤野登志子さんから借用した記録集を元に、嶽村久美子
が担当しました)
リターン
3,000円

応援3,000円コース
感謝のメールをお送りします。
- 申込数
- 72
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年9月
3,000円

手作り栞3,000円コース(数量限定)
朝鮮学校の子ども達が心を込めて作った栞をお送りします。
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 25
- 発送完了予定月
- 2021年9月
3,000円

応援3,000円コース
感謝のメールをお送りします。
- 申込数
- 72
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年9月
3,000円

手作り栞3,000円コース(数量限定)
朝鮮学校の子ども達が心を込めて作った栞をお送りします。
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 25
- 発送完了予定月
- 2021年9月
山口朝鮮初中級学校を支援! ーつないでいこう未来へー
- 総計
- 58人

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- 42人

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- 20人

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- 61人

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- 総計
- 275人

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- 支援総額
- 170,000円
- 支援者
- 21人
- 終了日
- 10/15

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- 支援総額
- 10,000円
- 支援者
- 1人
- 終了日
- 10/31

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- 支援総額
- 331,000円
- 支援者
- 25人
- 終了日
- 5/30

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- 1,057,500円
- 支援者
- 74人
- 終了日
- 10/30

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- 支援総額
- 201,000円
- 支援者
- 18人
- 終了日
- 10/30
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- 支援総額
- 373,000円
- 支援者
- 19人
- 終了日
- 12/1

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- 支援総額
- 10,000円
- 支援者
- 1人
- 終了日
- 6/30











