支援総額
目標金額 15,000,000円
- 支援者
- 2,317人
- 募集終了日
- 2022年12月16日
子どもたちを笑顔にしてくれる、常勤の医療者「アイビー」

ファシリティドッグ事業担当の白子です。
今回は、東京都立小児総合医療センターの廣部誠一病院長にお話を伺いました。
5年の準備期間を経て、2019年9月にファシリティドッグのアイビーとハンドラーの大橋真友子が活動を始めましたが、直後に始まったコロナ禍の中、家族と会えない子どもたちとアイビーはどんな時間を過ごしてきたのでしょうか。
「長期入院の子どもが多い小児病院では、入院していても、家にいるような環境がよいので、出来るだけ、私たちはそれを目指していますが、コロナ禍でさまざまな制限が必要になり、家族ともなかなか会えない、今までにない状況になりました。そんな中で、アイビーと大橋さんが子どもたちを笑顔にしてくれる場面を数多く見てきました。子どもたちにとってアイビーの存在が大きいことを、私をはじめ、医療者やご家族などまわりの大人たちも皆、感じています」
常々、病院スタッフの皆さんへ「笑顔ではたらきましょう。皆さんの笑顔で子どもたちも笑顔になれます」とお話しされている廣部院長。それがむずかしい時期にも、アイビーがいることで子どもたちが笑顔になれる。その笑顔を見られると、医療者もご家族も笑顔になっていくのだといいます。廣部院長をはじめ、医療者の皆さんも、アイビーと目が合うと、思わず笑顔がこぼれるのだそう。
「入院中の子どもたちにとって、苦手な処置やつらいことは少なくありません。そこに毎日のようにアイビーがいてくれて、静かに寄り添い、添い寝をしてくれることで、ストレスが軽くなり、前向きに治療に取り組めるようになっています。これが出来るのが、常勤の医療者であるファシリティドッグならではの良さなんです。人の体調や喜怒哀楽を察する力は、犬が本来もっている能力のひとつですが、特にアイビーはそれが優れていますから。毎日接する子どもたちの体調を察知して配慮できる、医療者としての関わりができる犬だと思います。最近では、ターミナルケアでの貢献もしてくれていますし、活躍の場はますます求められています」
小児病院は治療と同時に、心身が成長していくための環境を整えることがとても大切になる、と廣部院長。そんな中で、アイビーと一人のお子さんの出会いから生まれた出来事がありました。
「長期入院でふさぎがちになっていたお子さんが、アイビーと触れ合う中で笑顔になり、大好きなアイビーを絵や粘土で形にし始めたんです。しかも、彼ひとりにとどまらず、他の子どもたちも参加しての作品づくりから、院内での作品展までに発展したのです。子どもたちがアイビーへの気持ちを表現する中で交流し、病院全体に社会的な関係性が生まれていく。さらに、子どもたち同士、子どもたちと医療者の間にも一体感が生まれました。アイビーの存在を介して、皆がひとつになれる、一人ひとりの心に目標や生きがいを持たせてくれる。子どもの精神的発達に、ファシリティドッグが大きく寄与したケースでしたね」
こころの医療者として、今後への期待
都立小児総合医療センターでは、561床のうち、202床の精神科病棟を備え、「こころ」と「からだ」の総合医療を行っています。からだの治療後にこころのサポートが必要になるケース、からだの病気とこころの病気が重なっているケースなど、多様な症状への対応を行っています。
「精神的発達支援の視点から、こころとからだの双方に働きかけ、他者との関わりという社会的な成長を促す点において、ファシリティドッグがこころの医療者として関与できるのではないか、という期待を持っています。見つめ合うだけで安心感を与えてくれるアイビーとなら、言葉ではない会話を通じて、友達になれるのではないだろうか。コミュニケーションをとることで、社会性を広げていけるのではないか、とも考えています」
こころの医療者としての役割を期待する点からも、1チームだけでは負担が大きくなるのが課題になる、と廣部院長。医療者の働き方改革を進めていくのと同じく、ファシリティドッグの負担軽減を考えていくことは大切だといいます。
「ファシリティドッグとハンドラーさんのチームがもう1つあったら、もっと多くの子どもたちが笑顔になれますし、こころの領域にも入ってもらえると思います。アイビーの存在が治療成績に好影響をもたらした報告もありますので、こうした医療効果や必要性をエビデンスとして発信していきたいと考えています。それによって、ファシリティドッグの価値を広く知っていただければ! 将来的には、複数のファシリティドッグが分担制のかたちで、幅広く小児医療に関わっていく体制を目指したいですね」

「目と目が合うだけで気持ちが通じ合う」とおっしゃる廣部先生のことをアイビーは大好き。休憩時間には、院長室でのんびりくつろぐこともあるそうです。皆さんに愛されながら、アイビーは今日も子どもたちへ笑顔を届けにいきます。

廣部誠一院長
1983年慶応義塾大学医学部卒業、同大学医学部外科に入局。1986年から同大学病院小児外科に勤務。1988年都立清瀬小児病院外科勤務、米国マサチューセッツ総合病院小児外科研究室を経て、1992年都立清瀬小児病院に再び勤務。2010年、同病院の都立小児総合医療センターへの統合移転を経て2013年に同センター副院長に就任。2018年4月から現職。
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リターン
20,000円+システム利用料

11月18日追加 コラボTシャツ・クリアファイル・ポストカードコース【税制優遇対象外】
■お礼のメール
■JAMMINコラボTシャツ
■ベイリーオリジナルクリアファイル
■ファシリティドッグポストカード6種セット
チャリティー専門ファッションブランドJAMMINと2021年6月にコラボし作成したオリジナルTシャツ、初代ファシリティドッグベイリーのオリジナルクリアファイル、ファシリティドッグポストカード6種のセットとなります。
※Tシャツは白、ベージュ、ブルーグリーン、ネイビーの4色、S・M・L・XL・キッズMサイズ(110-120cm)・キッズLサイズ(130-140cm)の6サイズからお選びいただきます。
※クリアファイル及びポストカードは現在作成中となります。
※Tシャツ、クリアファイル、ポストカードはJAMMIN合同会社より発送いたします。
※このコースは寄付金控除の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はでき兼ねますのでご了承ください。
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
3,000円+システム利用料
3,000円寄付コース【税制優遇対象】
■お礼のメール
■寄付金受領証明書
※本コースは、税制優遇の対象となります。今回のプロジェクトへの寄付に税制優遇が適用されるのは、令和4年(2022年)の所得に対してです。税制優遇を受けるための確定申告の時期は、令和5年(2023年)2月となります。
※寄付金受領証明書はご希望の方に郵送します。
※複数口でのご寄付も可能です。
- 申込数
- 708
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月
20,000円+システム利用料

11月18日追加 コラボTシャツ・クリアファイル・ポストカードコース【税制優遇対象外】
■お礼のメール
■JAMMINコラボTシャツ
■ベイリーオリジナルクリアファイル
■ファシリティドッグポストカード6種セット
チャリティー専門ファッションブランドJAMMINと2021年6月にコラボし作成したオリジナルTシャツ、初代ファシリティドッグベイリーのオリジナルクリアファイル、ファシリティドッグポストカード6種のセットとなります。
※Tシャツは白、ベージュ、ブルーグリーン、ネイビーの4色、S・M・L・XL・キッズMサイズ(110-120cm)・キッズLサイズ(130-140cm)の6サイズからお選びいただきます。
※クリアファイル及びポストカードは現在作成中となります。
※Tシャツ、クリアファイル、ポストカードはJAMMIN合同会社より発送いたします。
※このコースは寄付金控除の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はでき兼ねますのでご了承ください。
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
3,000円+システム利用料
3,000円寄付コース【税制優遇対象】
■お礼のメール
■寄付金受領証明書
※本コースは、税制優遇の対象となります。今回のプロジェクトへの寄付に税制優遇が適用されるのは、令和4年(2022年)の所得に対してです。税制優遇を受けるための確定申告の時期は、令和5年(2023年)2月となります。
※寄付金受領証明書はご希望の方に郵送します。
※複数口でのご寄付も可能です。
- 申込数
- 708
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年2月

入院する子どもたちを笑顔に!ファシリティドッグ育成基金2025
#子ども・教育
- 現在
- 7,058,000円
- 支援者
- 571人
- 残り
- 24日

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- 665人

【緊急支援|大分市 大規模火災へのご支援を】
#医療・福祉
- 現在
- 3,998,000円
- 寄付者
- 486人
- 残り
- 40日

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- 現在
- 7,221,000円
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東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
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- 現在
- 61,835,000円
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- 2,865人
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- 28日

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- 3,194,000円
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- 301人
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