
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 28人
- 募集終了日
- 2023年3月31日
ヘルシンキの東にある文化センターで多文化共生イベントKolibrí Festivaaliへの参加
みなさんこんにちは!
「Japani Matsuri」から1週間後の土曜日に、「Kolibrí Festivaali(コリブリ・フェスティバーリ)」という多文化共生イベントに、Touch Wood ryとして参加させていただきました。昨年のこの時期にも、アアルト大学のWood Programの先生が紹介してくださったご縁で参加させていただきましたが、今年もまたこの文化の織り合う場所に戻って来ることができてとても嬉しいです。今年初めのオープンコールに申し込み、「万華鏡」がテーマの13期Kolibrí Festivaaliの一員になることができました。
すでに一度Kolibrí Festivaaliのイベントを経験したことで、私たちの「Let's play with wooden toys from all over the world!」のプログラムは、会場が変わっても、どんな遊び場を作りたいかを関わる人みんながわかっていて、準備がとてもスムーズにできたことに自分でも驚きました。今年も大きな家のストラクチャー「Casita(カシータ)」をお借りして会場に設置しました。組み立てるのが少し複雑で難しい作業なのですが、大人の私たちの、子どもたちを楽しませたい気持ちがひとつになって、当日集まって初めて会うメンバーでも難なくCasitaを建てることができました。

今年の春に、トゥルク市の空き施設を活用して木のおもちゃの遊び場を開設するために、私がWood Programの先生の指導のもと作ったMini-Casitaも、Casitaの隣で親子みたいにKolibrí Festivaaliを彩りました。この夏にアアルト大学のWood Workshopを使わせていただく機会を得たので、Mini-Casitaのデッキと「ひっつきむし」の浮いている家を追加で作ることができました。ひっつきむしの作家さんの工房を訪れ購入させていただいたひっつきむし10匹を、どうにかフィンランドで活かせないかとずっと考えていたので、ようやくこのような形で楽しんでもらえて嬉しかったです。

イベントは11時からのスタートで、それと同時に何組かの親子が遊びに来てくれました。前回とまた違う地域の文化会館が会場になったこともあり、私たちのこれまでのイベントに来たことがない方々へ向けて、不思議な力を持つ木のおもちゃで思いきり遊ぶ機会を届けることができたのがとても良かったです。

遊び方を伝授しているうちにすっかりリラックスして、「これはどんなふうに動くの?」と子どもたちの方から聴いてくれる場面もあり、おもちゃで一緒に遊ぶことは初めて会う人どうしの緊張を取り除くための一番良い方法だと心から思いました。

兄弟でお父さんと一緒に来るなり、すぐにMini-Casitaが気に入ってずっと遊んでくれた男の子がいました。このひっつきむしの家は宙に浮いているので、少し引っ張り出すのが難しかったですが、がんばってひっつきむしを探したり、家に戻したりしていました。このお父さんからは、「すごく素敵な木のおもちゃがたくさんありますね!」と言っていただけて、とても嬉しかったです。

このひっつきむしの宙に浮いた家はとても偶然にできたもので、Wood Workshopでデッキを作っていたときに出た同じ材料の端材がスリットの入った波のようなきれいな形をしていて、捨てるのがもったいなかったので、ひっつきむしがすっぽり収まるサイズにカットして、やすり掛けをして、私が得意な木の穴開けをして、紐を通したら、あとはMini-Casitaに掛けるだけでおもちゃになっていました。ちょうど子どもたちの目線に近いところにひっつきむしが顔を出すようになっていて、観察が得意な子どもたちに見つけてもらいやすくて良かったです。

子どもだけでなく、大人も少し一息つきたくなる安心できる透明な空間になりました。本当にCasitaという名前のとおり、自分の家のようにちょっと守られているような、自分だけの場所と思えるような不思議な魔法がかかっています。

Kolibrí Festivaaliでは、いつもボランティアスタッフのみなさんの働きが素晴らしいことに感動しています。多文化が万華鏡のように織り合うところを見たいと思って来られたみなさんなので、何かをただ言われたようにやる方は一人もおらず、自分がどんな動きをしたら子どもたちが楽しめるかをいつも自分で考えて、自分の言語やその他の知識などを活かしながら、ときにはこのイベントを主催している私たちに相談して、ベストな方法を選んでくださっていました。フィンランドのユホ・ユッシラのプルトイを見せてくださっているボランティアの男性も、一日中自分自身も楽しみながらここにいてくださいました。

色遊び独楽は今回も子どもたちが気になって眺めていました。こうやって独楽が回っている瞬間の写真を撮ってみると、回っている時とは異なり、回る前の絵柄そのままで止まったように見えるのも不思議ですね。

ピカチュウの帽子を被った子には糸引き独楽に挑戦してもらいました。ピカチュウに続いて、この会場に集まったような魅力的な木のおもちゃたちも、世界に広まってくれたら嬉しいですね。

今回のKolibrí Festivaaliも、本当に多様な文化を背景に持つ来場者の方がおり、一緒に遊んでいた私もたくさんの知らない世界を覗けたようで、とても楽しかったです。スペイン、ポルトガル、台湾、中国、オランダ、ポーランド、スイス、ドイツなど、色んな国の色んな言語が飛び交っていました。

私たちのイベントは、非言語でコミュニケーションできるという楽しさがあるおかげで、どんな人にも楽しんでもらうことができました。逆に言うと、人は、言葉を使わない大部分のなかで、たくさんのサインを受け取ったり、発信したりしているんだなあと改めて思うことになりました。

私の次の代で、Wood Programに参加したデザイナーさんもお子さんに負けないほど遊んでいってくれました。彼はアアルト大学での学びの後に個人事業を始められ、公共空間をデザインする方と協力して、ヘルシンキを拠点に木を使って居心地の良い場所を作るお仕事をしています。以前図書館のイベントにもお子さんと来てくださって、関心を寄せていただいて嬉しい限りです。とても遊び心ある方なので、これから一緒に遊び場を作ることができたら楽しそうです!

会場のVuotaloからお借りした備品にRäsymattoがありました。このRäsymattoはフィンランドでも日本と同じように昔から使われてきた機織り機を使い、布の切れ端を織り込んで作られています。私も以前、フィンランドでランチョンマットを自分の服の端切れから機織り機で作る体験をさせていただいたことがあるのですが、切れ端といってもきれいに見える順番に並べたり、自分の好きな厚みにしてみたりしながら芸術的なものができます。そんな素敵なマットが今回はCasitaと共に会場を飾ってくれたおかげで、フィンランドで暮らす子どもたちにとってより馴染み深い遊び場になれたのではないかと思います。

2階には「Serenity Corner」というリラックスするためだけのお部屋が用意されていました。楽しいイベントが目白押しなKolibrí Festivaaliでも、ごはんを食べたり少し静かな場所に身を置いたりする休憩がとても大事です。オンとオフを切り替えられるこのお部屋があることで、よりイベントを楽しめるようになっていたのではないかと思います。
私自身も、フィンランド創業100年のユホ・ユッシラの木製玩具の工場でいただいた青い帽子を被り、はじめから終わりまで子どもたちに負けないくらいKolibrí Festivaaliを楽しみました。こどもたちの純粋な「楽しい!」というエネルギーに満ちあふれていて、大人の私たちもそれに巻き込まれて16時まで遊びきりました。このイベントに心を込めて関わってくださったすべての方に感謝です。

リターン
3,000円+システム利用料
3千円コース【感謝のメール】
感謝のメッセージをフィンランドからメールでお届けします!
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
10,000円+システム利用料
1万円コース【紙のポストカード】
直筆の感謝のメッセージ書いた紙のポストカードをフィンランドからお送りします!
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
3,000円+システム利用料
3千円コース【感謝のメール】
感謝のメッセージをフィンランドからメールでお届けします!
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
10,000円+システム利用料
1万円コース【紙のポストカード】
直筆の感謝のメッセージ書いた紙のポストカードをフィンランドからお送りします!
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
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- 2023年5月

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