Bremen の名前は「Bremen の音楽隊」からです。

Bremen の名前は「Bremenの音楽隊」から取りました。

　教職時代「学芸会」で実施した劇からです。子ども達が大喜びしたのが忘れられないからですが、コンセプトがお気に入りなのです。

　荷物を引けなくなったロバ、吠えることができなくなった老犬、ネズミを捕れなくなった猫、鬨を告げられなくなった雄鶏・・もうそれだけで共感してしまいます。56になって途中退職した私そのものだわ！それが「Bremen]に行って音楽隊になろう！と歩き始めるものの、途中の森の中で盗賊の住処を襲い、目的を達成しなくても、みんなで幸せに暮らしましたとさ、って、なんて素敵なの、と思ってしまいました。

　当時は教員がとてもつらい時代でした。学校現場にあらゆる苦情が持ち込まれ、児童の非行問題から家庭内暴力、対教師暴力　不登校問題、学力テスト問題などの対策に追われ、子どもと直接かかわり合えない教員生活が続きました。私は幸いにして少し鈍感で丈夫ですり抜けることができましたが、心身に不調をきたして病休、退職せざるを得ない仲間も大勢いました。

　彼らが悪いんじゃない！彼らのような素晴らしい、心優しい先生方が、子どもに向かい合えない「学校」という場が無理なの！と思っていました。

　そこで、Bremen では、事情で退職した先生方に来ていただいています。先生方はそれぞれきめ細かく子ども達に対応し、ひとりひとりを優しく正確に見つめ適切な指導をしてくださいます。精神的に不調を抱えていたとしても、それぞれ私が尊敬してやまない先生方ばかりです。

　お預かりしているお子様が25名、入れ代わり立ち代わり子ども達の学習に関わって下さる先生方が８名、教員免許をお持ちのベテランの先生方が6名を擁しています。これだけの人材をそろえて子どもたちに関わっている児童クラ

ブは、他の営利団体では不可能かと思います。https://www.facebook.com/bremen.ishinomaki

　子ども達のために、ボランティア相当の時給で駆けつけて下さっています。けれども、これだけ質の良い児童クラブの運営を続けていけるかというと、皆様の応援がなければとても無理です。

　お金持ちの家庭のお子さんは、月数万円の負担はできるでしょうけれど、年収200万円を切るご家庭ではとても無理です。

　25人の子ども達に贅沢のように感じるかもしれませんが、子どもをちゃんと育てたいと思えば、このぐらいの負担が必要です。貧富の差を越えて、心優しくたくましい子どもを育てるために力を貸していただきますよう、一層のご協力ご支援よろしくお願いいたします。