火災復興プロジェクト（壁画作成）に寄せて

【火災復興壁画プロジェクト】

 

焼失した餃子世界の記憶をたどり、

 

日本画家の本城葵様が

 

巨大壁画を製作中です。

スペースは開放しておりますので、

 

お近くにお立ち寄りの際は是非、

 

ご覧になってみてください。

 

【プロジェクト詳細はコチラから】

 

https://readyfor.jp/projects/gyozasekai/announcements/204677

 

［火災復興プロジェクトに参加するにあたって］

この度の火災におきまして、衷心よりお見舞い申し上げます。本プロジェクトに参加するにあたって、守屋さんからプロジェクトのお話しを聞き、単純にわくわくしました。火災からの復興という意味もあり、［いままでの餃子世界の過去の記憶］［再生］などを中心に意識を置き作成できたらなと思っております。パワーのある場所に人は集まると思うので、そんな思いのこもった作品が作れたら、私も関わらせていただく甲斐があります。新たな餃子世界にいらしたお客様にパワーを与えられる作品になれば光栄です。よろしくお願いいたします。

 

［Profile］
本城 葵（Aoi Honjo）

1993年　茨城県生まれ。
2020年　多摩美術大学日本画専攻　卒業
2022年　多摩美術大学日本画専攻大学院　在学中

〈展示履歴〉
2017年　シブヤ・アロープロジェクト(デザイン画担当)
2020年　日本画4人展《Take off》
2020年　ASYAAF2020  展示
2020年　FOUCUS ON COLOR OF LIFE Paris  展示
2021年　個展　《花人展》
2021年　グループ展　《気韻生動》
2021年　星乃珈琲　守谷店
(内装壁画作品担当)
2022年　読奏劇(ペインター参加)

 

［Characteristic］

私はいつもここではないどこかに自分の探しているものがあると思い、何かを探し、期待を込めていた。そして新しいことをしてはいつも満足出来ずにいた。4年前、自分を変えたい、このままではダメだと思い、ここではないどこかに行こうと憧れのニューヨークに行った。そこに行けば何か見つかるような気がしたのだ。しかし、そこにいてもやはり何かを置いてきているような気がした。その時思った。どこにいても私なんだと。場所を変えたからと言って、何か変わることはなかった。向き合わなくてはいけない問題はいつも今も私の中にあり、私はここにいると私を見ていた。そしていつも期待していたことは私が見た幻だった。そのもの自体は最初から何も変わらずそこにあるだけだった。その時上をみると、小さい頃から好きだった空の存在があった。空はあの頃と変わらず美しく、期待以上の色をしていた。目先にある幸せに気づかず遠くを見ていた私には、その感情は涙の出るほど幸せな感情だった。ずっと側にあった幸せだったのに存在すら忘れて何を探していたんだろうと思った。きっと自分を受け入れられなかっただけだった。上を見上げたら誰もに与えられた空の存在は世界中の人に渡されたプレゼントだと思った。そこから空の絵を中心に制作している。現在は日本画で用いられる岩絵具を使い作品を制作をしている。岩絵具には素材自体にチカラがあり、
そのチカラを借りながら主に空をモチーフに描いている。描く、表現するという行為に形はなく、壁画やライブペイント、さまざまなアートワークにチャレンジしながら活動している。