仲宗根純也「看護師一年目から思い続けた、在宅医療への思い。」

 

在宅医療に興味を持ったきっかけとしては、看護師として働き始めて1年目、末期がんの女性との出会いでした。その方は、がんの進行により体調を崩しやすく、入院を繰り返していたため多くの時間を病院で過ごすようになりました。

 

仕事を始めたばかりで覚束ない私を可愛がり、冗談を言ってくれるような方でした。「元気になって家に帰るからね。」と毎日笑顔で話してくれていましたが、状況は好転せず日々体力が落ちていきました。

 

私に対して「最期ぐらいは。病院じゃなくて家で過ごしたいさー。」と自分の思いを話してくれましたが、1年目だった私はどうしていいかわからず、その言葉に返答ができないまま数日経ち、その方は、病院で最期の時を迎えました。

 

 

 

 

その後、自分が何か行動できればその人が望む生活、望む最期の時を迎えられたのではないかと考えました。それからは、相手の気持ちを尊重し、寄り添い、信頼されるような看護師を志ざし日々過ごしていました。

 

そしてこの度、自分自身が在宅医療に携わりたいという思いから、ご縁があり訪問看護ステーションはな沖縄の設立に至りました。

 

沖縄で暮らしている方々が、自分の希望に沿った生活ができるように支援すること、自分が望む最期を望む場所で迎えられる支援をしたいと強く思い、このプロジェクトを立ち上げました。

 

どうぞ皆様の応援、何卒よろしくお願いいたします。