阪大名誉教授の野城清先生から応援のコメントを頂きました！

　野城清先生は大阪大学接合科学研究所の教授を務められ，2009年4月から大阪大学名誉教授となられ各方面でご活躍の先生です．野城先生は2016年に口腔がんに罹患されましたが，経過良好で現在は経過観察のために本院に通院されています．このたび，先生から本プロジェクトへの応援コメントを頂きました！今日から10月！10月29日の最終日まで，クラファン頑張ります！

☆野城清先生のコメント

　2016年3月（70歳）に口底癌のステージ4と診断されました。診断当初は口内全体に癌細胞がみられ手術もできない状況でした。そのためすぐに入院し取り敢えず約2ケ月抗癌剤と放射線治療を受け、症状が改善された段階で手術を受けることになりました。

　口底癌は年間6,000人がかかり、3,000人の方が亡くなっておられます。 一方、胃癌や大腸癌、肺癌は10万人以上が罹患されており、これらに比べると1/20程度で、知られないも、多くおられます。

　私も知り合いに口底癌に罹患された方はおらず、いろいろと調べましたが、調べるほどに大変な病気と思い、入院前に遺言書も書きました。私の仕事は人前で講義するというもので喋るどころか意思疎通ができない程辛いものは無いという思いがありました。癌については早期診断法、治療法に加えて、術後の後遺症の改善法は素人なりに非常に重要と考えています。

　今は2021年9月ですが、術後5年以上経過し、幸いにも再発の傾向はみられませんが、今でも舌には手術前の放射線治療の影響が残り、刺激物は摂れません。しかし、写真に示した3人の孫たちが成人したら、4人で呑みに行くことを楽しみにしています。そのためにも種々の分野での画期的な技術革新を期待しています。「口腔がん：がんで失った「ことば」を取り戻す、新規言語治療の開発も」も非常に大事な試みと思います。

お孫さんとの素敵な写真も頂きました．野城先生，ありがとうございました！