野原幹司(大学院歯学研究科顎口腔機能治療学准教授)

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寄付者: 227人

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口腔がん：がんで失った「ことば」を取り戻す、新規言語治療法の開発を

野原幹司(大学院歯学研究科顎口腔機能治療学准教授)

2021年10月23日 23:32

顎口腔機能治療部の臨床～医学部附属病院への往診

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　阪大顎治では，アウトリーチとして連携している他病院や施設への往診を行っています（往診は連携病院・施設のみであり依頼があればどの施設でも往診するというわけではありません）．診療内容（主訴）は嚥下障害が多く，小児から高齢者まで幅広く対応しています．

　往診先としてやはり多いのは阪大医学部附属病院です．「同じ阪大なのに往診？」と思われたかもしれませんが，大阪大学は歯学部附属病院が医学部附属病院と別れて存在し（完全に別病院）お互い歩行距離で800メートル（！）ほど離れていますので「往診」です．今くらいの気候であればいいのですが，真夏や真冬，雨の時などは移動するだけで疲れるという往診になります．．．

　先日も医学部附属病院まで「水分がうまく飲めない」という主訴の１歳の食道閉鎖術後の患者さんの往診に行ってきました．慣れない医療者が突然病棟に伺っての診察でしたので患者さんには戸惑われましたが（そりゃ１歳だったら状況もワカランわな）…診察して予後の見立てとカンタンな訓練を患者さんご家族に説明をすると「不安だったんですけど安心しました！」と言って頂けました．医学部附属病院まではやはり距離がありましたが「診に行ってよかったな～」と思った往診でした．

上の写真の中央にそびえたってるのが医学部附属病院です．

せめて屋根付き廊下で繋がってくれているといいのですが…．

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