図録のコンセプト～その2

図録のコンセプトについて、なかなかご説明できず申し訳ありません。

その2はこれです。

“最新の情報と研究成果を豊富なビジュアルで分かりやすく！”

現行の図録は1980年刊行、1993年改訂で、刊行から実に40年が経過しようとしています。

体裁はオール・モノクロで、現在までに研究成果や情報の更新が少なからずあります。

新版の図録ではカラー・ビジュアルを用いて、最新の情報と研究成果を読者に親しみやすい誌面で提供します。

最新の研究成果としては、①洪庵が使用した薬箱の内容物分析からみる治療法の考察、②洪庵夫人・八重の新出書状の読解による従来の「良妻賢母」像への見直しが挙げられます。

最新情報では、③適塾建物の耐震改修工事（2013-14）と大阪府北部地震（2018）の被災状況、④洪庵嫡系玄孫からの貴重資料（「扶氏医戒之略」「除痘館記録」「洪庵肖像」と洪庵使用の薬箱）の遺贈がありますｌ

旧版から大きくグレードアップした充実の1冊になるはずです。乞うご期待！