そもそも、iPhone／iPadの「スイッチコントロール」とは？

皆さんこんにちは。

このクラウドファンディングがスタートしてから、開発するアダプタについていろいろな質問が来ています。

その中でも、「そもそもiPhoneのスイッチコントロールって何？」という質問が来ていますので、今回は開発中のアダプタを介して入力スイッチでiPhoneを操作する方法をご紹介します。

実は、現在のiOSには標準で多くのアクセシビリティ機能が搭載されており、身体障害者が入力スイッチ1つでiOSの操作を実現する「スイッチコントロール」機能がすでに搭載されています（iOS9くらいから搭載されています）。この機能を使えば、今、皆さんが持っている「iPhone／iPad」が入力スイッチ１つで、任意の場所のタッチだけでなく、フリックやピンチ動作などほぼすべての操作が可能なのです。

現在試作中のアダプタを使ってスイッチコントロールでiPhoneを操作する様子と、入力スイッチをiPhoneに登録する手順をまとめた動画を作成したのでご覧ください。
（この2つの動画を観れば、スイッチコントロールの内容が判ってもらえるかと思います！）

■スイッチコントロールでインターネット、電話、メモ帳入力をする

　　https://youtu.be/x8jpO6XG1rc

■入力スイッチをiPhoneに登録してスイッチコントロールが出来るようにする

　　https://youtu.be/A6Po11ehnGo

このように、ちょっと工夫することで、体の不自由な方でも、皆さんと同じようにiPhoneやiPadを入力スイッチで操作できるようにすることが可能なのです！

しかし、従来は、このスイッチコントロールを行うには「入力スイッチの接点信号をUSB端子で対応できる信号に変換する」アダプタと、「電源を供給する」アダプタの2つを組み合わせる必要があり、複雑となっていました。

IT機器の得意な方には何の問題も無いかと思いますが、IT機器の苦手な人には、この組み合わせが判らず、また、うまく動かない時、どっちが問題なのか、も悩みどころだったのです。

今回開発するアダプタはこの課題を一気に解決し、IT機器の得意な支援者がいなくても安心して導入できるものを目指します。

ぜひこのスイッチコントロールの技術や使い方を広めるためにも、是非とも引き続きご支援と、改めての情報の拡散を宜しくお願いします！