寄付総額
目標金額 4,000,000円
- 寄付者
- 408人
- 募集終了日
- 2019年10月3日
生まれた場所で翻弄される人生。イラクを訪れた事務局長の思い。
クラウドファンディングも残り、20日間となりました。現在、150万円を突破しております!ここまで温かいご支援と情報拡散などでお力を貸していただいた大勢の皆様に感謝申し上げます。
本日の新着情報は、日本国際ボランテイアセンター(JVC)事務局長の長谷部貴俊より、皆様へメッセージです。どうかご一読いただき、よろしければリンクをシェアして、周りの方々へ広めていただければ幸いです
イラクで長谷部は「子どもたちの目の奥に潜む悲しみ」を感じ、「たまたま、イラクに生まれたから、たまたま日本に生まれたからで、こんなに人生が変わっていいのだろうか…」と苦悩します。これは私たちが、活動を通して常に感じることでもあります。平和構築に向けてできることを、この世界に生きる私たちが意識するだけでも、少しづつ未来が良くなっていくと信じています。
● ● ● ● ●
「この地域は、すぐに通り過ぎるけど、特に危険だから写真を撮ったりしないでくれ。」とアリーさんが言いました。2016年2月、INSAN代表のアリーさんと、日本国際ボランティアセンター(JVC)イラク事業担当(当時)の池田未樹さんと3人で、イラクのとある地域を車で移動していた時のことです。私はこれまでアフガニスタンはじめ危険地で長年仕事をしてきたのですが、この時は普段になく自分の体の中に緊張の線のようなものが走ったのを覚えています。
その時移動していた場所は、過激派グループによる爆破事件が不定期に発生する地域でした。外国人である私たちが移動していることがわからないように、あまり車窓に近づかないようにしていました。それでもふと外を見ると、子どもたちが道路脇でとても楽しそうに遊んでいる風景を何回も見たのです。「えっ!どうして?」と私は心の中で驚いていました。すぐにその驚きがアリさんに伝わったのか、「はじめのうちは、怖がって子どもたちは遊んでいなかったけど、こんな状況が何年も続くと危ないことがみんなの日常になってしまって、危ないとわかっても遊んでいるんだよ。」と教えてくれました。
それからしばらくして、ピースヤードのワークショップに参加している何人かの子どもたちに会うことができました。その当時、もともと70万人といわれていた活動地のキルクーク市に、紛争の影響で数年のあっという間に50万人の人々が国内避難民として市内に押し寄せ、街は大混乱した状況でした。私たちが日本という遠い国から来たことをINSANのスタッフが子どもたちに伝えると、とても喜び、キャッキャ騒いでいました。
しかし、その中で数名の子どもたちは、いつまでも悲しい目をしていました。まだ、8歳、9歳の子どもたちです。自分は精神病に関する専門家ではありませんが、明らかにこの子どもたちはなにか違うと、池田さんも私も感じました。アリーさんに理由を聞くと、ISの攻撃の中を逃げてきて、その際に攻撃の様子や人が亡くなるのを間近で見てしまい、ショックがそのまま残っているということでした。自分はどんなことを話しかければいいかわからなくなり、その子どもたちの近くに腰を屈めながらいるだけでした。
また、その滞在中「私たちはあなたたちをわすれません。」と折り紙に日本語で書いたものを、別の子どもたちが池田さんと私に見せてくれたのです。ふと、その瞬間に日本にいる中学生と高校生の私の2人の子どもたちの顔を思い浮かべました。たまたま、イラクに生まれたから、たまたま日本に生まれたからで、こんなに人生が変わっていいのだろうかと・・・・それから、私は決して、その一日の出来事、子どもたちのことを忘れることができません。
現在、戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの「心」と「未来」を救いたい思いで、クラウドファンディングを実施中です。皆さんの想いを、ぜひともイラク・キルクークの子どもたちに届けたく、どうぞご支援をお願いいたします。
■長谷部貴俊
1973年福島県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。学部生時代には、日本の在日外国人支援に関わる。その後、イギリス、イースト・アングリア大学大学院修士課程で農村開発専攻。シャンティ国際ボランティア会(1999年~2005年)を経て、2005年6月よりJVCに勤務。JVCでは、東京事務所でアフガニスタンを担当した後、2008年よりアフガニスタン現地代表を兼任、2012年6月よりJVC事務局長。他に日本平和学会企画委員。NPO法人つながっぺ南相馬理事。著作は「終わりなき戦争に抗う~中東・イスラーム世界の平和を考える10章~」(共著、新評論、2014年)等。
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②寄附者様のお名前を記載した活動報告書(PDFデータを電子メール送付)
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