蘭の実験設備を魅力あるナノブルワリーへ　④

 

石見麦酒は、無菌操作設備を手に入れたことにより、

多くの技術を提供できるようになりました。
その一つが、麦芽かすの利用法の提案です。
 

 

ビール業界の方々はご存知だと思いますが、ビールを醸造する際には大量の麦芽かすが出ます。
これを何かに使えないか？？

というのが、我々の研究課題です。
 

 

使用済み麦芽に栄養剤を混合します。

 

 

栽培瓶や栽培袋に詰めます。
ここまですれば何をするのかわかりますよね（笑）

 

 

高圧の蒸気で蒸していきます。

 

 

石見麦酒が手に入れた高圧殺菌窯です。

培地や無菌操作をするための器具の殺菌ができる機械です。

 

 

これを、無菌操作をするクリーンベンチに入れて放冷します。

この中で純粋培養したキノコの菌を接種します。
もちろん、お酒の酵母の接種作業や継代培養がメインですが、
このような設備があるのは、とてもありがたいです。

 

我々は、お酒造りにこだわらず、

菌や酵素を使った発酵・醸造・分解を利用した、

世界各国の文化や技術を組み合わせ研究開発する施設となりたいと思います。
 

工場長自身が微生物学にのめりこんだのは、高校生の生物の授業・・

今度は将来を担う子供達に、微生物学の面白さを伝えていきたいと思います。