熊本へ祈りをこめて

このツアーの注目曲の一つ光永浩一郎作曲《泉のコンセール》

＊作曲家の光永浩一郎さんからひと言メッセージをもらいました。

今日4月14日は、3年前熊本地震前震が発生した日。あれから熊本は少しづつ前進の兆しを見せつつあります。
2019年10月から熊本城天守閣大天守外観復旧記念による特別公開（熊本城管理事務所）。
2020年度中に熊本と大分を結ぶ豊肥線の復旧工事を終え運転再開（国交省）。
  私共は困難を経て「人心をつなぐ」という希望を培いました。その希望は震災前後に作曲した「泉のコンセール」に結集され、このたびの舘野泉＆ラ・テンペスタ室内管弦楽団日本公演で取り上げられます。

＊舘野泉から

熊本を拠点に活動する光永浩一郎の「左手ピアノと室内管弦楽のための《泉のコンセール》」は2017年初演。「とてもピアニスティックな作品を書く人。ピアノに惚れ込んでいて、まるでピアノが彼の人生の一部。熊本の震災の直前に依頼し、震災を挟んで完成した作品には、混乱や苦痛、絶望も描かれるが、最後には明るい、生きる希望に変わる。それが見える音楽」（舘野　泉）

2017年ヘルシンキにて全楽章世界初演した時の映像もご覧ください。客席からの撮影です。

泉のコンセール／光永浩一郎作曲（＠ヘルシンキ音楽院：フィンランド）