現地で感じた、コースタルローイングの魅力

こんにちは、コースタル委員会スタッフの山崎です。

私とビーチスプリントの出会いは2021年、ポルトガルのオエイラスで開催された世界ビーチスプリント選手権に国際審判として参加した時です。

4km〜8kmの海を決められたブイを回り30分前後漕ぎ続けてゴールするというコースタルは今まで見たことがありましたが、砂浜を走ってスタート、たった250mの距離で3つのブイを回って砂浜を走ってフィニッシュボタンを押すというわずか2～3分で終わってしまうレースはローイングとしても競技としても初めて見るものでした。

間近で見るこのレースはとてもエキサイティングで、最後のビーチランで逆転されることもあり、フィニッシュボタンに飛びついて僅差で勝敗が決まることも稀ではなく、観客を飽きさせないまさに「見せるレース」だと感じました。

この競技はなんと言ってもナレーションありきで、選手紹介から始まりレースの実況中継が流れ続けるナレーションにはついつい引き込まれてしまいます。

また、このポルトガルでのビーチスプリントファイナルで日本の高校生が初めて銀メダルを獲得しました。

表彰台に彼女たちが上がり、日本の国旗が映し出され、他の国際審判仲間にも「Congrats!」と祝福をもらい、私が漕いだわけではありませんが日本人として誇らしい気持ちになりました。

ビーチスプリントは器用な日本人こそ勝つ可能性のある「伸びしろしかない」競技だと思います。

これからも応援していきたいと思います。