オランダ強化遠征が始まりました！！

 

みなさん、こんにちは！

コースタルローイング委員会の石橋です。今回は日本代表のチームリーダーとしてオランダ強化遠征に帯同しています。

 

昨日は、選手と無事にオランダ・ロッテルダムへ到着することができ、ビーチでの練習やWelcome Party（各国の選手やコーチとの交流会）に参加してきました。

本日からレース本番を迎えますが、これまでに経験した一部を報告させていただきます！

 

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①レースの会場に関して

『International Rotterdam Beach Sprints 2024』が行われる、「Hoek van Holland」は地元住民に人気なリゾートビーチです。ビーチの周りには飲食店も多く、昨日も多くの海水浴客やサーファーで賑わっていました。（日本で言うと、湘南や江ノ島みたいな感じでしょうか？）

 

 

練習を行った感想は、、、「これまでの中でも一番タフなレース環境になるかもしれない」。

日本国内の大会や世界選手権など様々な会場を見てきましたが、このオランダの海を乗りこなすのは難易度が高そうなのです。波の周期が短く潮の流れが早いため、ボートのコントロールが難しいことが理由に挙げられます。そのため、上手く漕げているように見えても、目的の方向から大きく逸れてしまうのです。また、ボートを抑える役割であるハンドラーにとっても、スタート前に波と潮で暴れるボートとオールをグリップし続けるのが困難なのです。

 

 

このタフな状況で練習やレースを積み重ねることができるのは、世界選手権を2週間後に控える選手にとってはプラスでしかありません！この環境で対処できるようになれば、どの海でも乗り越えられるからです。それだけでも、オランダで強化遠征をする意義を感じられています。

 

本日から行われるレースにおいて、日本の選手たちが世界のライバルたちに勝ち切ることができるのか、要注目です！

 

②Welcome Party @Koninklijke Roei- en Zeilvereeniging De Maas

コースタルローイングならではの文化として、大会前に「Welcome Party」が盛大に開催され、そこで選手やコーチ同士で交流を図ります。この日はオランダ内でも格式が最も高いとされる「Koninklijke Roei- en Zeilvereeniging De Maas」のクラブハウス内で懇親会が行われました。

 

 

なんと、このクラブが設立されたのは”1851年”と150年以上続く名門。ここから多くのオリンピック・メダリストが輩出されています。横で話していた方は、五輪4回出場の内、2回金メダルを獲得、お子さんもオリンピック・メダリストとのこと。（バックグランドが凄すぎる、、、）

 

先日開催されたパリ五輪でもオランダは、世界の中でもトップレベルの成績を収めた「ローイング強豪国」。世界と交流を推し進めていくことで、日本が成長できるチャンスが見つかるかもしれません。これも世界に遠征するメリットの１つですね。

 

実は、このパーティーに参加する前に疑問に思っていたことがありました。「なぜ、Pasta Partyなのか、細かい味のリクエストを聞いてくるのか」という点です。参加することで謎が解決しました。オランダのナショナルチームは専属シェフが作った”ミールボックス”を現地に持ち込むためです。様々な味のパスタが簡単に持ち込めるようになっており、選手は好きな味を選択できます。会場の近くは必ずしも食事環境が充実しているとは限りません。「常に同じ食事をどこでも取れるのが重要なんだ」という発想とシステムは、日本も取り入れるべき考えかもしれません。

 

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レースや世界との交流で学んだ情報は、支援者の皆様にまた共有させていただきます！

クラファン事業の目玉の１つであるオランダ強化遠征を成功させられるよう、選手・スタッフ一同頑張ってきます！！