ジェン現地事業統括責任者アズマットからのメッセージ

ジェン現地事業統括責任者のアズマット・アリより、トルコ・シリア地震に寄せて、皆さまへのメッセージです。ぜひご覧ください。

 

 

 

トルコの被災地では、未だ150万人もの人びとがテントでの避難生活を余儀なくされている中、3月15日には、南部で大雨による洪水が発生しました。14人の方が亡くなられたと報道されています。

 

また、シリアでは3月15日で紛争開始より12年が経過したとのことです。この12年、人びとの暮らしは厳しさを増すばかりで、自宅を追われた人びとや、貧窮する人びとの状況は、地震の被害により、一層深刻化しています。中でも最も影響を受けるのは、脆弱な立場に立たされやすい女性や子どもたちです。

 

2月6日の地震発生以降、北西シリアでは10万3,000人以上の国内避難民が記録されているとのことです。

 

また、北西シリアのみでも、少なくとも100万人以上の人びとが精神面でのサポートを必要としている状況とのことです。この地震は、人びとの暮らしや身体的な健康のみならず、精神的な健康にも甚大な被害を及ぼしています。

 

被災地での支援のニーズは、食糧、水衛生、心理的サポート等、あらゆる分野で未だ膨大です。

 

引き続き、皆さまからのご支援を、よろしくお願いいたします。

 

参照：　
NHKニュース（３月１６日）
UNOCHA　North-West Syria: Situation Report (15 March 2023)