女性ホルモンと尿漏れの関係

女性ホルモンと尿漏れに関係があるのかしら？

5年前の私だったらこう思いました。

そもそも女性がそんなに尿漏れしやすいって知りませんでしたし、女性ホルモンのこともよくしらない。閉経の年齢も、更年期の定義も知りませんでした。

 

その後、女性の健康について色々勉強して知ったことは、女性の身体の変化や不調には女性ホルモンが重要な役割を果たしているということです。

 

女性ホルモンは思春期に分泌量が増えて、更年期に急激に減ります。

その間にも毎月変動をしています。

 

 

女性ホルモンて妊娠・出産に関係するものでしょ、くらいに思っていましたが、実は女性の身体のお守り的に働いているのです。自律神経を整え、皮膚や粘膜に潤いを与え、筋肉や骨格を強くし、血管を守って・・・全身を守っています。

 

筋肉にも効いているということは、排泄を司る骨盤底筋とよばれる筋肉にも影響をしています。

 

その女性ホルモンが大きく変動するのが、思春期、妊娠・産後、そして更年期です。

妊娠中には、筋肉を緩める女性ホルモンの分泌が増えて筋肉がゆるみます。お腹が大きくならないとなので、そうですよね。女性ホルモンによる影響があるので、物理的にお腹が大きくなる前から筋肉がゆるんで尿漏れを感じる方もいらっしゃいます。産後にある程度まで回復する方が多いですが、トレーニングをすることでより良い状態に早く戻すことができます。

 

そして更年期は女性ホルモンが急激に減少します。

ちなみに更年期は閉経の前後5年の計10年です。閉経は平均50歳といわれていますので、45-55歳となりますが、早い方は30代から不調がでることもあります。女性ホルモンが急激に減るので、筋肉が弱くなります。さらには筋肉は25歳ごろをピークに減少していきますので、女性ホルモンの減少によるものと加齢によるものとダブルパンチです。更年期に太りやすいというのと近いですよね。

 

筋肉はトレーニングで維持、増加することができますので、トレーニングが有効なんです。筋トレです。排泄を司る骨盤底筋を鍛えることで多くの方は尿漏れが改善できて、予防できるのです。

 

ちなみに・・・筋肉はどんどん減って弱くなりますので、放っておくと将来高い確率でオムツです。骨盤底筋トレーニングはオムツの予防にもなるということです。

 

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