リターンのご紹介【アマミヤマシギのアクセサリー】

先日完成したばかりのアマミヤマシギのアクセサリーです。

 

表面

 

裏面

 

こだわった点は形状や模様についてですが、ヤマシギとの違いに特こだわりました。

 

　　

ヤマシギ（左）とアマミヤマシギ（右）

 

左4枚がヤマシギ（左から初列風切、次列風切、尾羽×２）で右3枚がアマミヤマシギ（左から初列風切、次列風切、尾羽）です。

 

違う点として一番大きいのは初列風切と次列風切の長さの差の違いです。初列風切より次列風切の長さが顕著に短いのは翼が細く飛翔能力に長けていることを意味しており、逆に初列風切と次列風切の長さにあまり差がないのは翼が太く、長距離を移動しないか藪や林内での活動に長けた鳥に多く見られる特徴です。つまりはアマミヤマシギはヤマシギと比べると長距離を飛ぶのに長けていないということがこの羽根から分かります。アクセサリーではその点を表すため、初列風切と次列風切の長さの差までこだわりました。

 

アクセサリーの初列風切（下）と次列風切（上）。長さにヤマシギほどの差がない。

 

次にやはり模様です。ヤマシギもアマミヤマシギもとまっているときはカモフラージュのために地面に溶け込み、夜ディスプレイで飛んでいるときは下から目立つよう、尾羽の先端は表は薄黒く、裏は純白のように明るい色をしています。それを表すため、通常のアクセサリーは表裏同じ色模様ですが、アマミヤマシギは表裏で違う色模様にしてもらいました。また、初列風切ではアマミヤマシギのほうが模様が小さく、次列風切や尾羽ではアマミヤマシギのほうが複雑で細かい模様をしています。その点もしっかりと表現してもらいました。この辺りは栃木屋工房さんの腕に感謝です。

 

また、形状もこだわってもらいました。ヤマシギもアマミヤマシギも尾羽の先端は洋ナシ型になっています。そこもばっちり表現！せっかくなので、次列風切の先端も本物そっくりに作ってもらいました。

 

尾羽の先端は洋ナシ型。表（左）は薄黒く、裏（右）は純白に。

 

ここまでこだわったアクセサリーですから本物そっくりです。

左3枚は参考にしてもらったアマミヤマシギの羽根。右がアクセサリー。

 

尾羽は若干赤みが少なく見えますが、皆さんにリターンでお渡しするものはより色を本物に近づけてお渡しいたします。お楽しみに！