【応援メッセージ】奄美いんまや動物病院　伊藤圭子さん

奄美大島で動物病院をしています。野生動物も来る中で、冬場のサシバ保護は「毎年よくあること」。年間数件は必ず来ます。

ヒトのそばで生活するため、交通事故やネットに絡まったり、あるいは若い個体が餌を取れずに衰弱したり。それくらい身近で目につきやすい鳥ではあります。

去年は私もクラウドファンディングに支援し、GPS装着個体の行動報告を見ていると、私は保護したサシバたちがどこに行き、どれほどこだわって越冬地を選んでいるかも全く知らないのだなと強く感じました。

ただ保護治療しているだけではサシバを守ることはできません。彼らが過ごす場所、移動する場所、その環境を守らなければ彼らは生きてはいけません。

サシバのことを知り守ることは、ひいてはその自然環境、渡りルートと国を超えた大きな輪を守ることになります。

沢山の知見が集まることを期待しています！

奄美いんまや動物病院　伊藤圭子