本日最終日！ジェンダー平等に貢献したいアヤットさんの願い

いよいよ応援いただいた今回のクラウドファンディングも最終日。

何とかご支援者様500名に届くと良いな…と、スタッフ一同、ドキドキしながら見つめています。

 

まだ終わっていませんが、大きすぎるのではないかと懸念された当初の目標である750万円、そして、ネクストゴールの800万円まで達成できたのは、こうしてご寄付や拡散、そして温かいメッセージで、いつも私たちの背中を押してくださった皆さまのお陰です。

 

感謝を胸に、残り6時間、駆け抜けてまいります。

最後まで応援いただけると嬉しいです！

 

さて今日は、昨夜駆け込みで送られてきたパレスチナのエルサレム事務所スタッフ、アヤットさんについて紹介させてください。

 

女性たちが声をあげたり行動することが難しいパレスチナ。

そんな状況に疑問を持ち、ジェンダー平等への貢献を願うアヤットさんのストーリーです。

 

 

皆さん、こんにちは。エルサレム事務所のアヤットです。

 

「わたしが未来を決めたとき」という特別なきっかけはないのですが、

私自身、ジェンダー平等推進に関心を持っています。

 

ジェンダーの問題に関心をもった出来事は、2018年に起こったパレスチナ人女性・イスラー・ジャービスさんがひどい火傷を負ったあとで刑務所に入れられた事件でした。

 

検問所でイスラ―さんが運転していた車が欠陥のために爆破し、彼女はパレスチナ人ということで、殺人未遂でイスラエルの刑務所に入れられました。

 

大怪我を負っていたのに刑務所で適切な治療も受けられず、その結果、手の指8本を切断せざるを得ませんでした。

わきの下の皮膚もくっつき、右耳も鼻も負傷し、口呼吸を強いられています。

そんな中でも彼女を助けようとしたのは母親だけでした。

 

この事件報道を通じて、女性の権利を強く意識するようになりました。

しかし、私の家庭環境も少なからず影響しているかもしれません。

 

小さい頃から父親が海外で働いていて、4人姉妹の中で育ったこともあり、私はほとんど女性だけの世界で育ちました。

 

母親の家族はヨルダンに難民として逃がれており、私たちの周りには面倒をみてくれる親戚もほとんどいませんでした。

さらに、女性ばかりの中で育ったので、女性はこうあるべきといった（性別による）役割についても制限をかけられることもありませんでした。

 

そんなわけで、他の家庭と比べて私の家では女性たちがみな独立している感じがしますが、残念ながらパレスチナの多くの地域社会は男性優位であり、女性たちが声をあげたり行動することが難しい状況も多くあります。

 

そのようななか、JVCエルサレム事務所で行っている、東エルサレムでの女性の生計向上やエンパワメント、そして、ガザでの子どもの栄養改善を目的としたお母さんたちの支援に関われることをとても誇りに思っています。

 

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クラウドファンディングは今日で終了しますが、お預かりしたご寄付を現地で本当に役立つ形にして届けていくのは、これからです。

 

アヤットさんのように、志を同じくする大切なスタッフと共に、託していただいた多くの方の想いを形にできるよう、今後も真摯に活動を続けてまいります。