希望ある社会づくりを子どもたちの学びからはじめるin南アフリカ

 

南アフリカは、「世界一の格差社会」と言われています。 *1

また大人の5人に1人がエイズに感染しており *2、エイズ孤児になる子どもが後を絶たず、14歳以下の約7割が貧困下に暮らしています。*3

 

JVCは同国で貧困州とされるリンポポ州の「ムペゴ子どもセンター」において、困難な家庭環境下で生きる子どもたちの支援を実施しています。

同センターは、村の住民である女性たち「ケアボランティア」が運営しています。

 

ケアボランティアや地域の大人たちが、子どもたちが直面する課題に気づき、「今」を支えながら、子どもたち自らが考え、行動する力をつけることで「未来」を変え、社会の悪循環を止めることを目指して、以下の活動を実施予定です。

 

・ケアボランティアが、子どもの状況を把握し、適切にケア・サポートする方法を学ぶ研修

・ケアボランティアが、子どもセンターにおいて子どもたちに遊びやゲームを通じて学びを提供するための「活動プログラム」について学ぶ研修

・子どもセンターに通う10代から20代前半の青少年たちがHIV/エイズや自分たちの権利や人生、社会問題などについて学ぶライフスキル/リーダーシップ研修

・子どもセンターにおいて子どもたちに給食を提供し、栄養と健康を日常的に支えるために、ケアボランティアと青少年を対象とした身近な資源を利用した自然農法による菜園づくり研修

 

 

*1 World Bank Gini Index (Estimate, 2022）

*2 UN AIDS （2021年）

*3 南アフリカ統計局（Statistics South Africa）（2020年7月）