しばらくぶりの報告です。

大変しばらくぶりの活動報告となります。前回7例目の所で報告が途絶えていましたが、そこから研究が進んでいなかった訳ではありません。本プロジェクトは現在も順調に進行中で、現時点でBCNU脳内留置剤を使用したのは10例となっており、つい最近も候補例が3例ほど控えている状況です。最初の数例はすでに観察期間を終了しています。
クラウドファンディングには実施完了日というものがあり、それは開始から2年後ということだそうです。ですので今年（来月）の5月31日にその日を迎えます。ということはその日までにリターンも完了するということです。しかしながら、本プロジェクトの内容をご理解されている寄付者の方々はお分かりかと思いますが、2年で研究が終了するわけもなく、現在まさに進行中であります。

50000円以上の寄付者の方々にはリターンとして「論文と発表内容のプレゼン動画」というものがあります。

さて、どうしたものか・・・と考えたわけですが、研究が完了して最終的な論文や学会発表ができるのはもう１−2年かかると思います。それでも5月31日までには何からのものをお返ししなくてはならない（というのがクラファンの決まりなのだそうで）。

というわけで、苦肉の策ではございますが、中間発表としてある程度の追跡期間のある8例目までの途中成績を6月に開催される「獣医神経病学会2025」のポスター演題として発表する事としました。

寄付者の方々にはその演題の抄録とポスターの縮小版（PDF）を一旦のリターンとしてお返ししようと思います。

もちろん、研究が完了し、全ての内容を記した論文や発表は必ずお届けいたします。研究の性質とクラウドファンディングのルールからこのような形になってしまい申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願い致します。

研究代表　長谷川大輔