コロナ禍での相談状況（4～5月）について

 

緊急事態宣言や休業要請に伴う経済の悪化から、困窮者の相談が相次いでいます。

私たちは、釜ヶ崎で生活困窮者支援を行う19の団体や法人と協働で「新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクト」を実施し、4～5月に緊急相談会を4回、またいつでも相談できるようにウェブ専用のフォームを常時公開しています。

緊急相談会では、コロナ以前に「ネットカフェと個室ビデオ店」、「ドヤとシェルター」、「飯場とドヤ」など複数個所を転々とする生活をしていた方が多く相談に来られました。

20～50代が2/3を占めており、働きざかりの年代もこのコロナ禍で危機に瀕している状況が浮き彫りになりました。

 

 

4月の緊急相談会では、日雇いの仕事が止まっているという相談が多く、また5月初旬になると派遣切りによる相談が多くなりました。
当時、ネットカフェや個室ビデオ店も営業を自粛しており、それらを利用していた方が、日を追うごとに西成の簡易宿泊施設に集まってきたようです。

 

＜相談会の実施報告（5月26日時点）＞
■日時
①4月23日、②4月24日、③5月6日、④5月16日
■相談者数　
①11名　②27名　③33名　④9名　
WEBでの相談　24名　
■宿泊支援を利用した方
利用者数：39名（7軒の宿泊施設に延べ230泊）
■居宅（生活保護申請）に移った方
32名
■就労支援を行った方
13名
■食糧支援での提供数
約740食分

 

※情報提供：新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクト

 

コロナによる休業・自粛・経済の悪化で、生活に困難を抱える方々の現状は待ったなしの状態です。

 

#ほっとかへんで大阪 、引き続きのご協力・拡散、どうぞよろしくお願いいたします。