ぜん君の腫瘍について

日頃からOHANAの活動を応援していただきありがとうございます。

 

3月1日の活動報告のぜん君についてお伝えさせていただきたいと思います。

 

 

ぜんの陰茎にはカリフラワー状の腫瘍があり、そのせいでおしっこの出る穴が塞がってきているため、セカンドオピニオンをした先の院長先生とよく話し合い、全摘出手術をおこなうことになりました。

フィラリア強陽性のシニア犬である為、麻酔や手術をするのはリスクもありますが、血液検査や尿検査、心電図検査などしっかりと術前診断をおこない、手術前には転移箇所がないかCT検査もおこないます。

 

今まで、細胞診検査やエコー検査などをおこないましたが、今のところ扁平上皮癌の"疑い"としか出ておらず、確定で診断するためには取った腫瘍を病理検査に出す必要があります。

 

手術内容としては、腫瘍のある陰茎を全切除し、陰嚢部分におしっこの出る穴を作り、傷が安定するまではカテーテルを入れ排尿します。

 

手術の合併症として、尿路系感染症(膀胱炎など)を起こす可能性が高くなったり、尿やけを起こしたりするため、術後もケアや定期的な通院が必要になります。

 

 

ぜんはクラウドファンディング中におこなったポスティング大会で情報が集まり、今年の3月1日に保護に至った子です。

初めて会いに行った時からすでに陰茎が赤く突起しており、早く医療をかけてあげたくて、行政の方々やご近所の皆さんのご協力の元無事保護することができました。

 

元野犬ですが家族や仲間と群れになることはなく、長年団地の一角でひとりで生活してきた子です。

もしかしたら人に飼われていた時期もあったかもしれません。

時には過酷で辛いこともあったかと思いますが、よくここまで生き延びてくれました。

 

保護してからしばらくは、感染する腫瘍かもしれないと言われており、人も犬も好きなぜんをずっと狭い空間で隔離して嫌な思いをさせてしまいました。

 

お散歩や日向ぼっこをすることが好きで、ご飯をもりもり食べて、お布団でぬくぬくと寝ているぜん。

ただ普通のことかもしれないけど、この普通の幸せをこの先もずっと守ってあげたいと思っています。

 

腫瘍をとるまでちゃんとした結果がわからないのですが、もし本当に癌だったとしたら進行や転移などの問題も出てくる為、なるべく早く手術をおこないたいことから最短で予約がとれる今月の28日に手術を行うことになりました。

 

詳細につきましてはOHANAの公式Instagramをご覧ください。@kamisu.ohana

 

 

手術の費用は掛かりますが【ぜんくん】は頑張って懸命に生きています。私たちは全力で支えていきたいと思っています。