弁護士の渥美雅子様より、応援メッセージをいただきました！

弁護士の渥美雅子様より、応援メッセージをいただきましたので紹介いたします。

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　昭和40年（1965年）、館山に「かにた婦人の村」が出来た。

当初は元売春婦たちの更生施設だったかと思う。
売春防止法はできたものの、行き場のない元売春婦たちに、長期の居場所を与え、仕事を作っていく、
もう二度と売春をしなくても生きていける道を築いていく、
そんなイメージだった。

　だが、時代はどんどん移っていく。
今では、DV夫に傷つけられた女たち、障害ゆえに自立できない女たち、さまざまな理由で社会から排除されてしまった女たちの最後の居場所となっている。
だが彼女たちは決して無力ではない。
農業をやる、陶器を作る、編み物をする、動物を育てる、成果物を販売して施設の維持費にあてる。
人間とは弱いものである。だが、同時に強く逞しいものである。
彼女たちを見ていると、私ももうちょっと生きてみようと思う。

弁護士　渥美雅子