盲導犬クイールの命日

本日７月２０日は本や映画で有名になった盲導犬クイールの命日。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、盲導犬クイールは関西盲導犬協会出身の犬なのです。

せっかくなので、当時クイールとともに行動をしていた職員から思い出を聞いてみました。

クイールは穏やかで手のかからない子でした。
若い訓練犬たちと一緒にボールを追いかけるときは、若い子にはスピードではかなわないので、一発目は他の子のように訓練士の元に戻らず、途中で次のボールが来るのを待っていて、自分でハンディを着けて二発目を狙う、賢さもありました。

また、わき腹にあるあの黒い毛が目立つので、一緒に散歩をしていると、思いもかけない時に、知らない人から「クイールですよね」と声をかけられることが時々ありました。

日本中に盲導犬の素晴らしさや大切さを伝えてくれたクイール。

当時、映画を観て盲導犬訓練士を目指した方もたくさんいたとのことです。

本当にありがとう、いつまでもみんなの心でそれぞれの思い出とともに生きています。

後輩犬たちもあなたのように愛情をたくさん受けて日々頑張っていますよ。

下の写真とサムネイルの写真は、協会の職員が撮影していた在りし日のクイール、書籍には載っていない特別なものです。