
寄付総額
目標金額 8,000,000円
- 寄付者
- 350人
- 募集終了日
- 2024年7月31日
田島公太郎大学陸上4年間の想い
こんにちは、慶應義塾體育會競走部です。
日ごろより弊部への多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございます。
本日の活動報告は「田島公太郎大学陸上4年間の想い」を掲載してまいります。
我らが慶應競走部長距離ブロック長兼駅伝主将田島公太郎(環4・九州学院)。第98回東京箱根間往復大学駅伝競走に当時1年生ながら関東学生連合として7区出走を果たした彼がもう一度箱根駅伝を走るためには、慶應義塾大学として出場するしかありません。大学陸上ラストイヤーとなる彼の熱い想いを、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
以下、インタビューになります。
インタビュアーは三年の安田が務めました。
安田:まずは、強豪校の出身である田島さんが他の箱根出場校ではなく、慶應に進学を決めた理由を教えてください。
田島:大きなきっかけは、高2の県駅伝かな。自分の高校(九州学院)は全国駅伝に十何年連続出ている強豪校で、県駅伝も優勝することが当たり前の世界だった。
「勝利すること」が当たり前だと思っていた時に、県駅伝でライバル校に最後の最後で逆転されて、優勝を逃してしまった。
その時初めて今まで当たり前だと思っていた「勝利」が、先輩方が必死で作り上げてくれたものの上で成り立っているということに気づいた。
これがきっかけで、今度は自分がその基盤を作る側に回りたいという気持ちが芽生えて、駅伝常連校ではないところで、スポーツ推薦もとっていない慶應を志望するようになったかな。
安田:実際に慶應に入学してみて、最初の競走部の印象を教えてください。
田島:思っていたより泥臭く頑張っている集団なんだなと笑。
入学する前は、いわゆる「慶應ボーイ」のような集団かと思っていたけど、実際は朝早くからちゃんと走ったり、夜ケアしたり、地味だけど当たり前のことをしっかりやっている人が多くて、ギャップを感じたな。
安田:まずは一年生時について。
入学して1ヶ月で公式戦・ハーフデビュー、さらには予選会でチーム内トップ、学連選抜での箱根7区出走と、充実したルーキーイヤーを過ごしたように思います。
特に、箱根7区を出走したことで、『箱根駅伝』に対しての見方、競技やチームに対して気持ちの変化があったのであれば詳しく聞かせて下さい。
田島:一年目は飛ばしすぎたかな笑。一つ一つの出来事を振り返る余裕もなくどんどん次の大きな試合がやってくるっていう感じだったけど、それだけ新しい経験をさえてもらえたのはありがたい事でした。
その中で、箱根駅伝本戦は正直「何もできなかった」というのが感想かな。
ただ、何もできなかったけど、出走したことで、箱根駅伝を等身大で見ることが出来るようになったと思います。出走前は漠然と憧れの舞台というようにしか捉えられていなかったけど、出走して「出る場所」だけではなく「戦う場所」なのだと感じた。
今のチームでも漠然と「箱根に出たい」と思ってる選手が多いけど、これから夏合宿を通して「戦うんだ」と皆が思えるように主将として引っ張っていきたい。
安田:二年生になり、当時一年生だった僕からみてもうすでにキャプテンさながらのリーダーシップを発揮していたように思います。実際、二年の予選会後からキャプテンに就任しました。この時はどのようにチームを作っていこう、または自分がどうチームを作っていかなければならない、など考えていたことがあれば教えて下さい。
田島:二年生は暗黒期でした。一年に続き関東インカレにも出走したけど、順位を落としてしまったし、なかなかやりたいような走りができず迷走していた。チームを引っ張らなきゃいけないということはわかっていたけど、チームと自分を別のものとして考えすぎていたというのが今になっての反省点かな。
チームとしての課題より自分の課題に目を向けすぎてしまって、チームで活動するやりがいや楽しさを見失いかけていた時期だった。一番ひどい時は陸上辞めたいなんて考えることも。
ただ、そんな時に声をかけて、自分を引き留めて助けてくれたのはチームメイトだった。チームの大切さ、チームの中での自分の役割を再確認できた一年間でもあったかな。
安田:三年次は関東インカレの時の怪我が印象深いですね(田島・安田ともに怪我で欠場)。怪我を乗り越えて、予選会で復活するまで苦しんだことや、チームに対しての思いの変化などあれば教えて下さい。
田島:二年生次の一年間で得たチームと自分との距離感というところが、自分を救ってくれたように思います。三年では関東インカレでの入賞を狙っていただけに、出走できなかったことで大きな目標を失ってしまった。
自暴自棄になりそうだったけど、自分がどんな状態であれチームは箱根駅伝出場という目標に向かって走り続けているということを忘れずにやっていけたので、必ず箱根に出るんだという目標を持って怪我を乗り越えることができたかな。
予選会の閉会式の時にも言ったけど、去年は予選会で敗退して過去一番、本当に悔しいと思ったし、そう思えたのもこういう経験があったからだと思う。ここまで悔しいと思えるチームにできたこと、そこに携われたことは大学四年間の中でも誇りに思うことだった。
だからこそ今年に繋げて更に頑張ろうと思えた。総じて、三年の時はより一層チームへの愛を確認できたかな。
安田:予選会当日にクローズアップしてお聞きします。個人的に、泣きながらラスト1キロメートルを走る姿、集合での悔しさ溢れる言葉が印象的でした。第100回大会にかける思いの強さが垣間見えたと思います。クラウドファンディングも学生主体で取り組み、かなり充実して臨めた第100回ですが、それでもなお本戦には届きませんでした。第100回にかけた思いを今一度聞かせて下さい。
田島:今まで何本もハーフマラソン走ってきたけど、予選会のコースはかなりきつい。
大体ラスト5kmは自分との戦いになるけど、去年の予選会はクラファンなどを通して色々な人から直接応援してもらっていたので自分VS予選会ではなくて、「自分たち」VS予選会と感じることができた。
特にラスト1キロは止めたいくらいきつくて、口の中に血の味が広がってきていた。でも自然と浮かんできたのが、当時の四年生、走りたくても怪我で走れなかったヤツ、監督・コーチ陣、今まで応援してくれた色々な人の顔だった。
この人たちのために最後まで走り切る姿を見せなければ、と思ってもがいていたので無意識的に涙が出てしまっていたのかな。やっぱり100回大会にかける思いは一番大きかったので、結果が出なくて悔しいのもそうだが、一番は応援してくれた皆さんを箱根に連れていけなかったことの悔しさがあった。
安田:最終学年になり、関東インカレでは長距離に数十年ぶりに得点をもたらしてくれました。四年生としての覚悟があらわれたレースだったと思います。入賞できたことで見えた景色の変化などがあればお聞かせください。
田島:自分はずっと成長してきていたつもりだったけど、これといった結果を見せられていなかった。でも、最後の関東インカレでハーフマラソン入賞することができて、得点という形でものを残せたということは大きかった。
一年生から一つ目標に掲げていた入賞だったし、色々な人から祝福してもらって純粋に嬉しかった。
ただ、嬉しいだけでは終わらせてはダメだというところはもちろんで、僕らの最大の目標は「チームとして箱根駅伝に出る」ことなので、入賞はその一過程にすぎないというところを忘れずにやっていきたい。チームの皆にも伝えたけど、関東インカレの入賞は個人だけではなくチームとしても大きな一歩であり、皆にはすごいだけで終わってほしくなくて、自分がチームの一歩のために走り切ったということもしっかり認識してほしい。
安田:これから予選会に向けて大事な鍛錬の場となる夏合宿が始まります。圧倒的チームトップになることが今年の目標だと思います。田島さんにとっての夏合宿の立ち位置についても教えて下さい。
田島:まずはそれぞれの合宿の位置付けについて。一次合宿の蔵王では、全員で身体の土台づくり。二次合宿の紋別では、ロードを使った実践的な練習を通して予選会の感覚を掴んでいく。三次合宿の菅平では、一次で作った身体と二次で養った感覚の部分を融合させていく。
どれか一つが秀でて重要とかではなく、三つの合宿全てが必要不可欠なもの。三つの合宿を通して鍛え上げることで初めて予選会に臨むチームが出来上がるので、夏の期間は最大の鍛錬の場となることは間違い無い。
同時に、僕個人としては、夏合宿は新しい芽が出てくる場所でもあるかなと。毎年「こいつが来るのか!」というような選手が闘争心剥き出しでもがく姿が印象的だった。そういう姿を楽しみにしているし、そこから自分も刺激をもらえて更に頑張れる。新戦力の覚醒の機会としても楽しみなので、現時点では主力になりきれていない選手は是非アピールしてほしいと思う。
安田:ちなみに、夏合宿での一番の思い出は?
田島:思い出かあ。無いっすね笑。千歳(実業団合宿)がキツかった印象しかないな笑。まあでも、去年の紋別合宿のタイムトライアルが一番印象深いね。実はまだトライアル系でチームトップをとったことはなくて。総合的な実力は自分がトップだという自信は持っているけど、トライアルで負けたりする時があるので、まだまだ圧倒的なチームトップにはなれてないからね。紋別で負けた経験があるからこそ、圧倒的なチームトップになるっていう今年の目標にも繋がってるね。
僕自身も燃えるきっかけになるし、それまで自信なさげなヤツもここは負けないぞと格上を喰らいにいく姿勢をみて胸が熱くなる。ああいう練習がきっかけになって、チームの雰囲気もよくなって、これは予選会突破出来るぞという空気が流れてくるよね。去年なんかはそれでチーム力が上がった気がするなあ。
安田:いよいよ最後の予選会まで残り100日を切りました。チームとして箱根を目指す期間も残り少ないです。最後に、田島さんが思い描く10月19日の景色を教えてください。
田島:当日は、決して簡単な戦いではないと思う。一瞬の隙が命取りになるレースになる。残りの期間、一日一日を大切に過ごして準備していきたい。
今年は学連選抜が再結成されが、そうではなくて、オリジナル4として先輩方が走ってきた箱根路にもう一度返り咲くことに対してこだわっていきたい。そこにかける思いは当然人一倍強いし、「今年のチーム」で行くということに大きな意味がある。20校のうちの一校として、堂々と出場したい。
10月19日は必ず昭和記念公園で盛大に若き血を合唱したいと強く願っているし、そう出来ると信じている。
Profile
田島公太郎(たじまこうたろう)。環境情報学部4年。2002年9月8日生まれ。自己ベストは5000m:14'19"13/ 10000m:29'36"86/ ハーフマラソン:63'06。中学までは吹奏楽部に所属し、借り出し部員として県中学駅伝に出走。全国中学駅伝にも出走した。高校からは陸上の道に進み、九州屈指の駅伝強豪校である九州学院高校に進学。全国高校駅伝には、2年生時に5区、3年生時に3区に出走。音楽、陸上に限らず多才で、競走部のSNS運用も難なくこなす。多くのPVは田島作である。最近はカメラにも興じている。座右の銘は「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」。
いかがでしたか?
田島の四年間を通しての箱根にかける想い、そして何よりチームに対して何が出来るかを常に考えてきた姿勢が伝わっていれば幸いです。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
明日の活動報告は、「クラウドファンディング残り1日!」を掲載予定です。
クラウドファンディング終了まで残り2日となりました。
引き続き、熱いご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします!
ギフト
3,000円+システム利用料
純粋応援コース
●長距離ニュースレター
●選手からのお礼動画
●オンライン激励会ご招待(10月上旬実施予定)
●オンライン報告会へのご招待(25年1月開催予定)
●寄付金領収証
※寄付金領収証は、24年11月末までに送付いたします。領収証の日付は、慶應義塾へ入金される24年9月の日付になります。
※各種日程は実施の1ヶ月前までにご連絡いたします。
※<個人様のみ>ご入力いただくギフトお届け先のご住所を領収証に記載します。
※ <個人様・法人様・団体様共通>ご入力いただくギフトお届け先のご住所に領収証をお送りします。
- 申込数
- 89
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年1月
10,000円+システム利用料
サポーターコース
●応援パンフレット
●【希望者のみ】「サポーター」としてHPにお名前掲載
---以下は3000円支援コースと同内容---
●長距離ニュースレター
●選手からのお礼動画
●オンライン激励会ご招待(10月上旬実施予定)
●オンライン報告会へのご招待(25年1月開催予定)
●寄付金領収証
※寄付金領収証は、24年11月末までに送付いたします。領収証の日付は、慶應義塾へ入金される24年9月の日付になります。
※各種日程は実施の1ヶ月前までにご連絡いたします。
※<個人様のみ>ご入力いただくギフトお届け先のご住所を領収証に記載します。
※ <個人様・法人様・団体様共通>ご入力いただくギフトお届け先のご住所に領収証をお送りします。
- 申込数
- 72
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年1月
3,000円+システム利用料
純粋応援コース
●長距離ニュースレター
●選手からのお礼動画
●オンライン激励会ご招待(10月上旬実施予定)
●オンライン報告会へのご招待(25年1月開催予定)
●寄付金領収証
※寄付金領収証は、24年11月末までに送付いたします。領収証の日付は、慶應義塾へ入金される24年9月の日付になります。
※各種日程は実施の1ヶ月前までにご連絡いたします。
※<個人様のみ>ご入力いただくギフトお届け先のご住所を領収証に記載します。
※ <個人様・法人様・団体様共通>ご入力いただくギフトお届け先のご住所に領収証をお送りします。
- 申込数
- 89
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年1月
10,000円+システム利用料
サポーターコース
●応援パンフレット
●【希望者のみ】「サポーター」としてHPにお名前掲載
---以下は3000円支援コースと同内容---
●長距離ニュースレター
●選手からのお礼動画
●オンライン激励会ご招待(10月上旬実施予定)
●オンライン報告会へのご招待(25年1月開催予定)
●寄付金領収証
※寄付金領収証は、24年11月末までに送付いたします。領収証の日付は、慶應義塾へ入金される24年9月の日付になります。
※各種日程は実施の1ヶ月前までにご連絡いたします。
※<個人様のみ>ご入力いただくギフトお届け先のご住所を領収証に記載します。
※ <個人様・法人様・団体様共通>ご入力いただくギフトお届け先のご住所に領収証をお送りします。
- 申込数
- 72
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年1月

多領域と未来を紡ぐ「音声コーパス」の継続的な維持・拡大へのご寄付を
- 現在
- 3,270,000円
- 寄付者
- 78人
- 残り
- 35日

福岡県宇美町が災害派遣トイレ網に参加、町民の命と尊厳を守る!
- 現在
- 310,000円
- 寄付者
- 10人
- 残り
- 41日

綾部市が災害派遣トイレネットワークに参加、市民の命と尊厳を守る
- 現在
- 1,020,000円
- 寄付者
- 38人
- 残り
- 41日

富山県が災害派遣トイレ網に参加、県民の命と尊厳を守る!
- 現在
- 490,000円
- 寄付者
- 25人
- 残り
- 41日

ダイバーシティな未来のために、JUNKOがオーストラリアへ
- 現在
- 270,000円
- 支援者
- 18人
- 残り
- 21日

五浦美術文化研究所|雨漏り進む有形文化財・長屋門に一刻も早い修繕を
- 現在
- 2,957,000円
- 寄付者
- 97人
- 残り
- 33日

あなたもごちそうサンタに♫福岡の親子へ温かいクリスマスを。
- 現在
- 735,000円
- 支援者
- 73人
- 残り
- 25日
世界への挑戦!縄跳びで京都から世界一を目指す学生に支援を!
- 支援総額
- 1,169,000円
- 支援者
- 145人
- 終了日
- 5/10

宿泊施設に認知症の方でも安心して泊まれるような提案をしたい!
- 支援総額
- 555,000円
- 支援者
- 50人
- 終了日
- 2/16

【第二弾】木造人工衛星は2号機へ-木造人工衛星の実用化をめざして
- 寄付総額
- 10,845,000円
- 寄付者
- 85人
- 終了日
- 4/30
美容室のない村にバイクで訪問して髪を切りたい!
- 支援総額
- 1,068,000円
- 支援者
- 87人
- 終了日
- 4/6

下野國のお酉様・鷲宮神社|咳止めの神様を護るため本殿修復にご支援を
- 支援総額
- 11,010,000円
- 支援者
- 206人
- 終了日
- 3/29
大学で軟式野球を頑張る球児に大きな夢を与えたい!
- 支援総額
- 1,247,500円
- 支援者
- 103人
- 終了日
- 6/28

現代のヤマトナデシコを育てる!TBPの育成プロジェクト
- 支援総額
- 1,405,000円
- 支援者
- 70人
- 終了日
- 6/28










