
寄付総額
目標金額 8,000,000円
- 寄付者
- 350人
- 募集終了日
- 2024年7月31日
田口翔太・涼太兄弟の箱根駅伝にかける思い
こんにちは。慶應義塾體育會競走部です。
日頃より弊部への多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございます。
本日の活動報告では、田口翔太(法政4・慶應志木)と田口涼太(法政1・慶應志木)の兄弟による対談をお届けいたします。未経験者ながら大学で箱根駅伝を目指すことを決意した覚悟や乗り越えた苦悩、さらにプライベートについても迫った、盛りだくさんの内容となっております。ご一読いただけますと幸いです。
田口兄弟インタビュー
最初で最後、兄弟で箱根路へ
-高校まで陸上競技未経験者でありながら、大学から陸上を始めようと考えたきっかけを教えて下さい。
翔太:箱根駅伝への憧れはずっと持っていました。そして自分が大学に入学した時、人生で一度しかない大学生活で箱根駅伝に挑戦しないと後悔するなと思ったことが最大の理由です。
涼太:僕の場合は、お兄ちゃんを追いかけてというのが一番大きいです。去年の予選会を見て、自分のことのように悔しかった。次の予選会では自分が部の一員となって、その悔しさを晴らしたいと思ったから競走部に入部しました。
-なぜ箱根駅伝に魅了されたのですか?
翔太:小さい頃からテレビで箱根駅伝を観ていて、大学スポーツなのに国民行事のような注目度を集める箱根駅伝は唯一無二だと感じていました。そのような華々しい世界に惹かれて、選手として目指す今でも魅了され続けています。
涼太:お兄ちゃんと近いけど、やっぱりお正月の二日間に行われて、みんなが応援してくれるというのは特別だと思っています。それに一番ちやほやしてもらえそうなのも良いなって(笑)
-未経験者の状態で競走部に入部して、大変だったことや周りとの差を感じた場面などがあれば教えてください。
翔太: 知識も経験もないからこそ、練習のリズムや試合前のルーティーンを確立するまでに時間がかかったことかな。あとは陸上ならではの専門用語が分からなくて、入部直後の講習では「腹圧」とか「前脛」とかの言葉を聞いてもクエスチョンマークばかりだった。やっぱり経験に裏打ちされた知識とか、そういった部分では周囲との差を感じたし苦労しました。
涼太:お兄ちゃんと似ているけど、陸上に関する知識が全くい違いました。特に靴の種類とか、あとは選手の名前とか。同期と話してると、知らないことばかりだなーって思う場面が多い。でもやっぱり一番は、速さ。みんな強くて速くて、追いつきたいなって思うことの繰り返しです。
-反対に大学から競技を始めたからこそ、良かったと思う点などはありますか?
翔太:僕は未経験者だからこそ、自分のこれまでのルーティンやプライドがなかった。その分みんなに沢山のことを聞けるし、それを「まずやってみよう」と思えたのは良かったかな。0からのスタートだったからこそ、みんなの良い所を複合的に吸収できたところは大きかったなと思っています。
涼太:いまはまだ日々勉強することばかりで、大変なことが大半だから正直見つかっていません。ただお兄ちゃんが言ったことは自分も感じていて、みんなから一つでも多くのことを学んで、少しでも早く追いつきたいという気持ちが何よりも大きいです。高校の時、川上さん(文3・慶應志木/インタビュアー)に陸上部に誘ってもらったことがあって。あの時なんで陸上部に入らなかったんだろう…って。戻れるなら陸上部に入ってると思います(笑)。
-大学から競技を始めるという大きな決断をするにあたって、背中を押してくれた存在などはいましたか?
涼太:お兄ちゃんが前例を作ってくれたからこそ、不安はそんなに大きくなかった。お兄ちゃんの繋がりで入部前から先輩たちと話す機会もあったし、それは本当に心強かったです。
翔太:大変な日々が待っているのは分かっていました。それでも、田島(環4・九州学院)、安倍(理工4・厚木)、鳥塚(理工4・市立金沢)といった、輝かしい実績を持った同期と走れるということが分かっていて、ワクワクの方が大きかったです。杉浦さん(22卒OB・現長距離コーチ)もだけど、そんな凄い人が身近にいる環境は他にないと感じました。だからチームメイトの存在は原動力になったかな。
-高校までやっていた陸上以外のスポーツが、いまの競技に活かされている部分などはありますか?
涼太:チームスポーツを、厳しい顧問の元でやっていた経験を通して根性が付いた部分はあります。あとは小さい時から、お父さんに連れられてランニングをしていましたりあの時間は間違いなくいまにも繋がっていると感じていて、走っていて良かったなと思っています。
翔太:僕はサッカーをやっていたからこそ、怪我への耐性が身に付いたことが大きいです。サッカーはコンタクトスポーツで、接触による骨折や捻挫も珍しくなかった。だからこそいまは多少のことでは怪我をしないし、他の人にはない筋肉があるからこその頑丈さという点はサッカーをやっていま自分にしかない武器かなと思っています。
-翔太さんは、未経験者だったのにも関わらず2年生から予選会のメンバーに選ばれました。このようなシンデレラストーリーを実現させた要因はなんですか?
翔太:気持ちの部分が大きくて、常に虎視眈々とメンバー入りを狙っていたことだと思っています。1年の時も周りには「無理だろ」って言われていたけど、自分だけは自分の可能性を信じていた。それに怪我人はいつ出るか分からないから、そうなった時に代わりの存在を任せてもらえるように、常に全力でやっていました。1年生の時は予選会メンバーにこそなれなかったけど、夏の選抜合宿には連れて行ってもらえて未来に繋がる経験が得られた。その後も予選会を走るという気持ちを持ち続けて、2年生以降はメンバーに入ることができました。。「虎視眈々」これに尽きるかなと思っています。

-涼太も、お兄ちゃんに負けずとも劣らない成長スピードで強くなっていく姿に部員一同驚いていると共に刺激をもらっています。目覚ましい成長の要因としてはどのような点が挙げられますか?
涼太:ひとえに、色々な人の支えだと確信しています。お兄ちゃんの存在にも助けられて、実力のある4年生の方々にも積極的に質問をすることができました。その中でも、木村さんの存在は大きいと感じています。木村さんと同部屋で生活していて、陸上競技かける熱量や時間といった部分の「当たり前」が、自分の中でも質の高いものになった。木村さんのストイックさには日々勉強させてらもらっています。
-少しプライベートな部分を聞きます。部活動で見るお互いの姿と、家でのプライベートな姿では、違いがあるものですか?
翔太:涼太は高校の時ははっちゃけてたけど、大学に入学して競走部にも入部して、新しいことばかりの生活はやはり大変そうだなと感じていますら、でも家で見てきた今までの涼太より、間違いなく部活の時は充実した顔をしているのも間違いないです。
涼太:お兄ちゃんは、そんなに変わらないかもしれない。ただやっぱり家にいる時は、部活の時よりリラックスしてるかな。ささやかな贅沢として、リビングで寝るのを楽しんだりしてます(笑)
-田口家は家族仲の良さも印象的です。家族みんなが仲良しの秘訣は?
翔太:やっぱりたくさん帰省していることかな?(笑) この世の中何があるかわからないから、会える時にあっておこうというのが自分の中のモットーとして持っています。それを大学4年間は続けようと思って、卒業後は自分の進む道になると思うから家族には感謝しつつも自分の道を歩んでいこうと考えています。
涼太:末っ子の僕から見ても、自慢できるくらい仲が良い。両親の存在も大きいし、お姉ちゃんやお兄ちゃんが沢山叱ってくれたおかげで、自然と相手を気遣えるようになったと思います。
-お互いはどのような存在か、赤裸々に語ってください。
翔太:そろそろ世代交代かなと(笑)。それは半分冗談で、やっぱり昔の自分を見ているようで、親近感が大きいです。時には手を差し伸べることもありつつだけど、子を見守る親の気分かな。
涼太: お兄ちゃんは、自分にとっての「お手本」です。未経験者から競技を始めても、怪我なく練習を継続すれば、ここまで速くなれるんだっていうのは、尊敬だし勇気をもらっています。だからこそ参考にして、お兄ちゃんを不安にさせるくらいのタイムを出したいという気持ちもあります。

-二人のこれからの目標を教えてください。
涼太: 1番大きな野望はまだ心に秘めておきますけど(笑)、いま目指しているのは選抜合宿に行くことです。まだまだ実力不足なのに何を言っているんだって自分でも思うけど、この夏で大きく成長して、必ず達成したいと思っています。
翔太:何よりも予選会で個人150番以内を取ることです。タイムで言うと64分30秒切り。今年はこれまで経験のないくらい長期間の怪我をしてしまって、崖っぷちな自覚はあります。それでもいままでの自分を信じて、予選会までの残り3ヶ月をどう過ごすかを日々大切しながら、状態を上げていけたらと思っています。
-いよいよ目前に迫った夏合宿の意気込みや目標について教えてください。
涼太:初めての合宿でわからないことばかりだけど、これまでに経験ないくらいしんどい日々になるのは間違いないと思っています。選抜合宿に選ばれることが野望だと言いましたが、陸上と接する時間が今まで以上に増える中で、まずは怪我なく1次合宿を乗り越えたい。あとは1次合宿では根性が大切になるメニューが多いと話を聞くので、自分の強みである粘り強さを活かしながら練習と向き合っていきたいです。
翔太: 自分は故障の影響で6月から練習を始めたから、合宿は予選会に100%を合わせるための、段階の一つだと捉えています。必要以上にやってしまうと身体がついてこないということはこの3年間でわかってきたことだから、段階的に練習の質を上げていきたい。その中でも、走れている時の自分に戻りつつあるなと、そのような復活の狼煙を蔵王合宿ではみんなに見せられたら良いかなと思っています。
-最後に、私たちの活動を応援して下さっている皆さまにメッセージをお願いします。
涼太:皆さまのご支援や応援コメントを通して、こんなにもたくさんの方々が慶應の箱根復活を信じて下さっているんだと実感しました。特にいただいた応援コメントに返信をすることで、自分ももっと頑張ろうという活力になっています。本当にありがとうございます。今はまだ子猫のような選手ですが、夏合宿を通して強くなり、10月にはライオンになった姿をお見せします!
翔太:今回支援してくださっている皆さまへの恩返しは、2025年1月2日、3日に慶應が箱根駅伝を走っている姿を見せること以外無いと思っています。そのためにも、この先の練習や夏合宿では全身全霊で陸上に打ち込んで、力を付けていきます。これからも引き続き、慶應長距離のことを信じて応援していただけたら嬉しいです。頑張ります!

Profile
田口翔太(たぐちしょうた)。慶應義塾大学法学部政治学科4年生。2002年4月30日生まれ。東京都世田谷区出身。自己ベストは5000m:15'10"20 / 10000m:31'38"95 / ハーフマラソン:65'42。高校までは14年間サッカーに打ち込み、大学から競走部の門を叩く。それ以降目覚ましい成長を遂げ、いまではチームに欠かすことの出来ない主力へと成長している。オフの過ごし方はドラマやアニメを一気に観ること。最近のマイブームは霜降り明星のラジオ。座右の銘は「精魂尽くして颯爽たり」。

Profile
田口涼太(たぐちりょうた)。慶應義塾大学法学部政治学科1年生。2005年8月29日生まれ。東京都世田谷区出身。自己ベストは5000m:15'57"19。野球、バレー、空手といった多数のスポーツ経験を経て、大学から陸上競技を始める。先日行われた裾野トラックミートにて記録会デビューを飾った。オフの過ごし方は満足いくまで昼寝すること。最近のマイブームはヨーグルト。座右の銘は「狭き門より入れ」。

以上になります。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。明日は「田島公太郎(環4)へのインタビュー」を掲載予定です。ぜひ、そちらもご覧ください。
クラウドファンディング終了まで残り3日となりました。皆さまのおかげで、第一目標となる800万円を達成することができました。改めて、本当にありがとうございました。引き続き熱いご支援、ご声援のほどいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
ギフト
3,000円+システム利用料
純粋応援コース
●長距離ニュースレター
●選手からのお礼動画
●オンライン激励会ご招待(10月上旬実施予定)
●オンライン報告会へのご招待(25年1月開催予定)
●寄付金領収証
※寄付金領収証は、24年11月末までに送付いたします。領収証の日付は、慶應義塾へ入金される24年9月の日付になります。
※各種日程は実施の1ヶ月前までにご連絡いたします。
※<個人様のみ>ご入力いただくギフトお届け先のご住所を領収証に記載します。
※ <個人様・法人様・団体様共通>ご入力いただくギフトお届け先のご住所に領収証をお送りします。
- 申込数
- 89
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年1月
10,000円+システム利用料
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●応援パンフレット
●【希望者のみ】「サポーター」としてHPにお名前掲載
---以下は3000円支援コースと同内容---
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●寄付金領収証
※寄付金領収証は、24年11月末までに送付いたします。領収証の日付は、慶應義塾へ入金される24年9月の日付になります。
※各種日程は実施の1ヶ月前までにご連絡いたします。
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※ <個人様・法人様・団体様共通>ご入力いただくギフトお届け先のご住所に領収証をお送りします。
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10,000円+システム利用料
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※<個人様のみ>ご入力いただくギフトお届け先のご住所を領収証に記載します。
※ <個人様・法人様・団体様共通>ご入力いただくギフトお届け先のご住所に領収証をお送りします。
- 申込数
- 72
- 在庫数
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- 発送完了予定月
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多領域と未来を紡ぐ「音声コーパス」の継続的な維持・拡大へのご寄付を
- 現在
- 3,270,000円
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- 残り
- 35日

福岡県宇美町が災害派遣トイレ網に参加、町民の命と尊厳を守る!
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綾部市が災害派遣トイレネットワークに参加、市民の命と尊厳を守る
- 現在
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富山県が災害派遣トイレ網に参加、県民の命と尊厳を守る!
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ダイバーシティな未来のために、JUNKOがオーストラリアへ
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五浦美術文化研究所|雨漏り進む有形文化財・長屋門に一刻も早い修繕を
- 現在
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- 97人
- 残り
- 33日

あなたもごちそうサンタに♫福岡の親子へ温かいクリスマスを。
- 現在
- 735,000円
- 支援者
- 73人
- 残り
- 25日

創業天保三年和菓子処小松屋又三郎の再建
- 支援総額
- 2,800,000円
- 支援者
- 149人
- 終了日
- 10/31

ねこの古都なら|猫と人の温かいご縁を繋ぐ。開放型シェルターの開設へ
- 支援総額
- 11,902,000円
- 支援者
- 603人
- 終了日
- 7/12
就労継続支援の方が造った器で小倉名物肉うどん屋をOPENさせたい!
- 支援総額
- 153,000円
- 支援者
- 13人
- 終了日
- 3/14
笑顔あふれ、心つながる「どじょうすくいの輪」を多くの方に!
- 支援総額
- 265,000円
- 支援者
- 24人
- 終了日
- 3/12
世界で一冊の手描き絵本『まる』を、沢山の人に読んでもらいたい
- 支援総額
- 2,025,000円
- 支援者
- 235人
- 終了日
- 11/5

アメリカ西海岸で起業家精神を学ぶ!「佐賀県海外使節団」
- 支援総額
- 551,000円
- 支援者
- 46人
- 終了日
- 3/5

RE.長崎市殺処分ゼロ達成と継続の為にシェルター拡充が今必要です
- 支援総額
- 8,553,658円
- 支援者
- 440人
- 終了日
- 4/22












